10月22日、ホテルパールガーデン(高松市)においてセミナーを開催しました。このセミナーは、外国人実習生を受け入れている組合を対象に、外国人研修・技能実習生受入事業の適正な運営を図ると同時に、新制度への円滑な移行を図ることを目的に開催されたもので、当日は組合関係者ら35名が出席しました。
講師として、全国中小企業団体中央会の労働政策部部長小林信氏をお迎えし、「法改正による組合監理の強化について」をテーマにご講話いただきました。
小林講師は、「新制度では、3年間組合が責任を持って監理しなければならない。役員による監査を3ヶ月に1回以上、役職員による訪問指導を1ヶ月に1回以上実施し、監理を十分に行えるよう常勤職員を増やすなど体制を整えるべきである」と監理体制について解説していただきました。
続いて、香川労働局専門監督官松尾武司氏をお迎えし、「監理団体における監査指導上のポイント」をテーマにご講話いただきました。
松尾講師は、「労働条件を明示することになっているが、実際には内容が違っていたり、書類を本人に渡していないなどの問題が発生している。監査のときに、労働時間や賃金について、二重帳簿が作成されていないか確認すべきである。」と監査指導方法について解説していただきました。