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2008年02月05日

新春講演会・交流会を開催

 本会は1月21日、高松国際ホテルにおいて、新春講演会・交流会を開催し、県内の組合役職員や経営者ら120名が出席しました。
 講演会では「2008年 どうする中小企業の経営革新~亜業種交流・第二創業の戦略的実践~」をテーマに兵庫県立大学(旧神戸商科大学)経営学部事業創造学科・大学院経営学研究科の佐竹隆幸教授よりご講話いただきました。
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 中小企業の経営革新や第二創業のためには「担保主義保証制度によらない融資制度の確立が必要である。欧米では、ビジネスプランによって企業が評価されており、日本でもこのように制度が変わろうとしている。今後、企業が生き残り、自社の信用力を高めていくためには成文化されたビジネスプランを自社でもっていくことが重要である」と述べられました。
 高齢化・少子化等の人口減少や大都市圏への人口集中・産業集積による地域の衰退を指摘し、このような現状を打破するため、昨年、創設された地域資源活用プログラムについてご説明があり、「地元企業の活力を高めるための制度であり、大いに活用していただきたい」と述べられました。
 また、意図的・政策的に地場産業となった三重県伊勢市のおかげ横丁や滋賀県長浜市の黒壁スクエアを産業クラスターの事例として挙げ、地域・業種間を越えた「新連携」による活性化の重要性について述べられ、異業種でも同業種でもない似通った分野の企業が集まった「亜業種交流」についてご説明いただきました。
 亜業種交流を実践するポイントとして1点目は、リーダーとなるコア企業の存在、2点目は、中央会等で開催される企業との連携交流の場を利用した信頼関係の構築、3点目は、ともに経営品質を高める勉強の場をもつことであると述べられ、「連携組織に参画することに成功した企業は、ほぼ例外なく自社の既存事業の業績がのびており、連携組織の関係が自社に対する処方箋になっている。中小企業支援機関を活用し、企業の活性化と信用創造につなげてほしい」と出席者を激励しました。

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 講演会終了後、交流会が開催されました。
 はじめに、本会国東照正会長より「中小企業が厳しい状況に立ち向かい、中小企業が明るい展望を切り開けるよう、既存の枠組みを超えた多様な連携の力により、経営基盤の強化や事業の一層の充実、さらには経営資源の相互補完や地域資源を活用しての新たな事業の展開が図れるよう、全力を尽くしてまいります」との挨拶がありました。
 四国経済産業局長細川政弘様、香川県副知事高木孝征様、香川県議会副議長篠原公七様より御挨拶をいただいた他、商工中金高松支店長則藤誠司様の乾杯の御発声をいただき、多数のご来賓のもと和やかな雰囲気の中で、情報交換とともに会員相互の交流が図られ、盛会のうちに終了となりました。

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投稿者 管理者 : 2008年02月05日 09:33
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