平成19年11月21日、山口県の春帆楼において組合青年部全国講習会が開催され、石井会長が出席しました。
有限会社佐賀段ボール商会の取締役副社長石川慶蔵氏を講師にお迎えし「地域活性化と新たな事業への取組み」をテーマに講演が行われました。講演では、「有田焼の売上げは低迷し、職人がリストラされる状況であったが、不況こそ発展のチャンスと捉え商品開発に携わった。有田焼万華鏡と有田焼万年筆の開発に成功し、新たな市場を開拓できた。製造段階で様々な困難に直面したが、異業種との連携により解決できた。」と述べました。
続いて、株式会社エヌシーネットワークの代表取締役内原康雄氏から、「挑戦する製造業のために」をテーマに講演が行われました。講演では、「日本最大級の製造業向けポータルサイトであるエヌシーネットワークを立ち上げた。現在約14,000社が登録している。大企業からの下請けが中心であった中小企業が、エヌシーネットワークに登録することで、業種を越えた新規取引先から従注することが可能になる。登録業者の中でも、自社の技術力をPRできているところは、アクセス数も増え、売上げを大きく伸ばしている。」と述べました。
講演終了後、岡山県青年部の活動事例発表と講師を交えてのパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションの途中で、中小企業は、いいモノを作るが売れないという意見が出たが、講師の石川氏より、販売ルートがないまま、製造しても在庫が溜まるだけである。売り先を決めてから製造し、売るプロとも連携すべきであるとの回答を頂きました。