前月へ     次月へ
【前年同月比】         
           
 

令和5年7月の景況
 ……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維 工 業 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
輸 送 機 器 製造業
そ  の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】
(7月の景況から)      
       
集計上の分類業種 具体的な業種
(産業分類細分類相当)
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 夏祭りも通常に開催されるようになり、観光地、飲食店に人が戻り業務用の売上はコロナ前に戻りつつある。
冷凍食品 日本冷凍食品協会による5月の冷凍食品生産数量は昨対92.7%となり、昨年の9月以降9か月連続で前年実績割れとなった。カテゴリー別ではフライ揚げ物類が92.5%、フライ類以外の調理食品が93.1%、菓子類が85.1%となり、業態別では市販用が92.3%、業務用が93.6%となっており、特に両業態ともに大きく減少した。先日、今年の地域別最低賃金の概要が報道された。10月以降の賃上げを吸収できるような値上げや更なる企業努力が求められている。
繊維工業 手袋 7月は平均気温が42年ぶりに最高気温を更新する等非常に暑い日が多く、手袋には厳しい月であったがUVケア手袋は実売では好調である。在庫過多への危惧も若干好転しそうな気配である。皮革・合成皮革手袋についてはほぼ前年並みで、繊維製手袋については強含み傾向は続くが低価格帯の商品の受注増が顕著なのは変わりなく、また円安が進む中で利益面は厳しい状況である。
木材・木製品 家具 原材料の高騰が未だ続く中(円安の影響大)製品に価格転嫁しきれておらず、家具業界全般的に業況悪化している。よって収益は悪化し、改善の見通しもたっていない。
製材 建築資材の高騰等により、住宅建築の着工数が伸びておらず、需要が低調になって需給のバランスが悪化しているため、製品価格に影響が出て値下がり傾向にある。
木材 建築物価全体が値上げしたまま推移しているため、一戸建ての新築住宅建築には、2割増程度の費用がかかる現状であり、そのため建築を控える施主が多い傾向ある。業況は動きが鈍い。
印刷 印刷 観光客が戻り街は賑わい始めたが、消費から印刷物への戻りがまだ本格的では無く、デジタル化の影響が大きいと見られる。新聞広告もB4サイズが中心で大きな広告はほぼ入らなくなっている。
窯業・土石製品 生コン 6月に価格改定を実施し、コストアップ分の転嫁ができた状況である。
石材加工 本来繁忙期であるはずの時期にも係わらず、稼働率は低い。暑さのせいなのか、原因がはっきりせず対応に苦慮している。
鉄鋼・金属 鋳物 受注は毎月減少が続いている。
鍍金 酷暑の中、作業環境の改善こそ働き方改革の最たる取り組みとして各組合員の腐心しているところである。熱源付近での作業者に対し、「安全の前に健康あり」で健康経営をも推進することが肝要と思われる。
建設用金属 県内鉄骨需要は,中小物件が少ない状況が続いているが県外物件の受注によりFABのバランスは取れており工場稼働率は100%程度を維持している。しかし、鋼材や副資材、人件費などコスト上昇を踏まえ転嫁を図り適正価格で受注できるかが重要である。また、同業者との情報共有、人材確保や教育、品質確保などに取り組まなければならない。
輸送機器 造船 業況に変化は無い。8月5日(土)は、親会社と共に坂出大橋まつりで盆踊りに参加した。
その他 綿寝具 7月の業況は前年同月と比べて好転した。防衛省発注の布団の製造が忙しく、梅雨が明けて小売業の打ち直しも多くなりとても忙しい。同業他社も同じくとても忙しいようだ。雇用人員を増やしたいのだがなかなか集まらない。人手不足で本当に困っている。
小売業 青果物 インバウンド需要もあって、業務関係は好調だが物価高騰により消費が少しにぶっているようだ。
石油 県外安売業者の進出により、周辺地域SSへの収益悪化の影響がある。燃料油激変緩和補助金縮小による小売価格への価格転嫁は上位組織からも適正に反映する様にとの通達もあり、組織としても推進する立場となっている。
エルピーガス LPガスの料金高騰により影響を受けている県民、県内事業者の負担を軽減するため、LPガス販売事業者を通じて値引きによる支援を行う「香川県LPガス料金高騰対策事業」が令和5年9月分から11月分の3か月分確定した。家庭向け1世帯当たり1カ月最大1,000円×3カ月、事業者向け1事業者当たり使用量に応じた定額支援(1,000円~15,000円×3カ月)となる。
電機 7月に入り昼間は暑いが朝晩の涼しい日が続き、21日梅雨明けからようやく熱帯夜が到来。エアコンの販売は比較的安定している。高松市省エネ家電補助金が8月から施行されるがもっと早く(5月・6月に)実施して欲しかった。テレビは動きがない。
商店街 高松市① 7月前半はまだコロナがじわじわと拡大傾向にあり、第9波を警戒していた頃で高齢者の中には外出を控える人も多くいた。後半は連日の猛暑により地元の高齢者を中心に外出する人が減っていたように感じた。ただ、マイナス要因以上に国内外から訪れる観光客が多く、通行量は前年の1割増し以上で推移しており、商店街には賑やかさがあった。7月に入り、衣料品、雑貨等で季節物の動きが良くなり、物販も数ヶ月ぶりに前年越えの数字となる店舗も増え、合わせてセールの動きにも活気がついたところが多かった。また、日々の生活の中で外出機会(旅行、レジャー、人と会う機会)が昨年より圧倒的に増えたこともあり、自分自身の見映えやファッションにお金をかける人が増え、必要となる物品や見繕い(衣類、化粧品購入、エステや美容関連、整形等)が女性を中心に若年層にも広がりながら需要が拡大する傾向にある。引き続き、高額品(時計、宝飾品、美術品、一部ブランド雑貨)も好調さは維持されており、高額所得者は旅行を含め、消費支出は減っておらず、一方、中低所得者は現状終わりの見えない物価高騰の中で財布の紐は一層固さを増しており、消費の二極化がより鮮明となってきていると言える。
高松市② 7月に入りコロナ感染者が増加傾向の情報影響か、マスク着用者が増えてきていると思われる。猛暑日も続き熱中症警戒アラ-トが発表されると外出を控えるようにといわれているので日中の人道りは減少しているようだ。去年と違ってコロナ対策が緩和されたことにより各種イベント開催に向かって始動できる喜びをもって8月を迎えたいと考えている。
坂出市 業況が好転しない。
丸亀市 あらゆるものが値上がりしており、生活者も消費するものとしないものを選別している中で、業況は厳しいと言える。あまりの暑さで、高齢者などは外出を控えている様子で、街の人通りは一段と少なく感じる。商店街事務所に併設しているフリースペース(休憩所)はエアコンをつけているが、「クールシェルター」として来街者の役に立てるように意識して運営している。
観音寺市 組合員の業況または地区内の中小企業者の動向に外見上変化は見られない。従来の商店街路面の営業店の中には業種転換や業態変更しようという積極的な意欲は無く、未だに中心市街地立地や、商店街パワーの集客力に頼っている部分があるように思える。「資金さえあれば、やりたい事はある。当面繁盛させる方法はある」と話す人も、60才代の経営者で若くは無いが、中には意欲がある人もいる。こういう人にはなんとか事業再構築に一刻も早く取りかかって欲しい。
サービス業 ディスプレイ 先月に比べると売り上げは減少しているが収益については前年比よりは増加している。夏休み商戦前までにお店の設備投資が増えたため売り上げが堅調となった。材料単価の上昇が続いており収益に影響が出ており、収益を圧迫しだしている。
情報 現状県や市の補助事業またパートナー企業と補助事業を模索中である。一部小規模補助事業は採択され実施中である。
美容 この度、全国理美容製造者協会より、サロンユーザー調査結果が発表され、最近利用したサロンの利用のきっかけについて尋ねた結果、「家の近所にあるので 56.2%」「リーズナブルな料金 40.7%」が大きなきっかけとなっていて、年代別では15~19歳では、「家族に勧められて 34.6%」20~40代では、「美容室予約サイトにのっているので」が多くなっている。との興味深い報告が出た。
建設業 総合建設 建設業における、熱中症による死傷災害の発生状況は、業種別でみると常に高い割合を占めている。特に今年は、猛暑日が続き、例年に増して過酷な労働環境となっている。個々の注意対策が基本となるが、組合としても熱中症対策飲料や高性能な空調服の会員限定販売等も実施している。
運輸業 タクシー 令和5年6月の対前年同月比は、営業収入129.8%、輸送人員110.1%と増加した。
トラック 令和5年6月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、5.4%減となり、対前月比では5.9%増となった。また、6月分利用車両数の対前年同月比は7.6%減となった。
     
 

Copyright(C) Kagawa Federation of Small Business Associations.Arr rights reserved.