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【前年同月比】         
           
 

令和5年6月の景況
 ……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維 工 業 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
輸 送 機 器 製造業
そ  の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】
(6月の景況から)      
       
集計上の分類業種 具体的な業種
(産業分類細分類相当)
組合等及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 観光地、飲食店に人が戻り業務用の売上は増加傾向。業務用小麦粉価格が6月20日納品分より上昇し、経営環境は厳しい。
調理食品 組合員の出荷量推移は前月対比72.9%、前年同月対比で98.2%(5月分)であった。
冷凍食品 日本冷凍食品協会による4月の冷凍食品生産数量は昨対90.7%となり、昨年の9月以降8か月連続で前年実績割れとなった。カテゴリー別ではフライ揚げ物類が95.6%、フライ類以外の調理食品が89.0%、菓子類が93.7%となり、業態別では市販用が86.3%、業務用が99.3%となっており、特に市販用が厳しい数字となっている。昨年の6月は渇水問題があったように晴れの日が多かったが今年は早明浦ダムも満タン状態であるように雨の日も多く、それらの影響もあって荷動きは良くなかったと思われる。7月以降の盛り返しに期待したい。
繊維工業 手袋 コロナの影響はほぼ無くなった状況ではあるが、手袋業界の売り上げ面へのインパクトは依然として弱い状態は続ている。6月はUVケア手袋の最盛期であり、生産・出荷ベースでは昨年比120%くらいの状況ではあるが、実売の方は天候が悪い日が多くなかなか好調とは言い難い模様で在庫過多への危惧もありそう。皮革・合成皮革手袋についてはほぼ前年並み。繊維製手袋については強含み傾向は続くが低価格帯の商品の受注増が顕著なのは変わりなく、また円安が進む中で利益面は厳しい状況である。
木材・木製品 家具 新型コロナウイルス感染症が5類への移行後、家具小売業界の景況は悪化した。観光や外食へ「ニーズの変化」を感じる。また、為替円安が加速化し、再び原材料価格の高騰が起こっており、収益悪化は回避できない。こういった対策としても、地元香川県の広葉附を利活用した100%MADE IN SANUKI PROJECTを推進させる。
製材 建築資材の高騰等により、住宅建築の着工数が伸びておらず、需要が細ってきている状態が続いている。設備操業度も従来より20%減となっている。
木材 新築住宅着工戸数が減少しているので、それに伴い荷動きも低下し景気業況は、低迷が続いている。
印刷 印刷 新型コロナウイルス感染症が5類になり、観光客も増え始めたが業界はコロナ前の売上には戻らず依然として厳しい状況が続いている。材料代や燃料代も高騰したままで価格転嫁が進んでいない。
窯業・土石製品 生コン 6月より価格改定を実施、原材料の値上がり分の転嫁の対応のためである。今後の課題・請求等共販事業の連合会一本化・輸送効率のUPなど連合会の主導による。
石材加工 3年間のブランクを挟んで、4年振りに産地主催の展示会が開催できた。久し振りの開催で、来場者も多く、にぎわいのある展示会になったと思う。売り上げ状況は4年振りだからといって増加するわけでもなく、個々の事業所によって結果はまちまちだったようである。久し振りに産地のPRが直接できたので、この効果が今後に生きてくることを期待したい。
鉄鋼・金属 鍍金 賃金・原材料等の上昇もさることながら、発注メーカーの復調が当業界へ好影響を及ぼしている。課題としては採用難を如何に克服するかであり、新卒初任給を上げれば必然的に現有社員の更なる賃金上昇となり価格転嫁し辛いことが挙げられる。
建設用金属 県内建築鉄骨需要は、昨年度比は回復しているものの中小規模物件が少ない一方、商社の県外物件が増加傾向にあり組合員の工場稼働率は90%から110%で推移している。しかし、原材料の高騰分を受注価格に十分転嫁できておらず今後、更なる組合員間の相互協力と原価の掌握が重要となる。
輸送機器 造船 親会社の川崎重工は水素船建船に向けて技術開発を進めています。
その他 団扇 業界的に大口の受注は減少していると思われる。特に竹うちわの大口注文は減少している、また受注があっても製造能力の問題で受注が困難である。
漆器 ようやく価格改訂が進んで売上もそう落ち込まない様で一安心している。業界は小企業が多く次の問題はインボイス制度である。
綿寝具 6月の業況は前年同月と比べて少し上昇しました。月の前半は仕事が少なく困っていたが防衛省発注の布団の仕事が始まった。1社あたり約5,000枚の仕事でとても忙しくなった。売価も少し値上げできそうなので期待している。当社は仕事が増加して良かったのですが雇用人員が確保できないので困っている。
小売業 青果物 市場内の流通価格は安定していたが輸入商品は値上りがまだ見込めない。
石油 県外安売業者の進出により、周辺地域SSへの収益悪化の影響がある。燃料油激変緩和の補助金金額縮小、原油価格高騰等の影響により小売価格はしばらく上昇する見込みである。消費者の消費への影響も今後ある可能性もある。
電機 業界はメーカー一筋で前年同月比75%程度で、量販店・地域店ともに芳しくありません。
省エネ家電購入に補助が出るようなので、電気代値上げを切り口にして高級タイプの販促をしていく。
全てのモノの値上げで売ることも、買うことも難しい時代になった。
商店街 高松市 本年4月以降、この6月も前年に対して街路の通行量は1割以上増えているのに売上が下回る物販店が多く見られる動きが続く。おそらくはインバウンドや国内旅行客の増加が顕著であるのに対して、地元客の来街は増えておらず、合わせて物価高からくる先行き不安に起因する消費の萎縮がはっきりしつつあり、客単価も伸びが無く、節約志向を強く感じさせられている。一方、富裕層はこのところの株高も手伝って、高額品消費や高額な旅行へも、意欲は衰えず、地方でも高額品需要は更なる大きな伸びは無いものの、高止まりの横ばい傾向が続いている。観光、宿泊、一部の飲食店は好調が際立つところもある。多くの飲食店もこのところ改善が見られる。また、サービス系のエステ、スポーツクラブ、クリニック系は堅調に推移している。6月終盤以降、暗に新型コロナウイルス感染症第9波も意識し始められており、地元の高齢者層が外出を控える動きも出ているように思われる。総合ディスカウトストアが商店街内のZARA店舗跡に8月中旬オープンの予定である。街の雰囲気は少し損なわれる印象もあるが、独自の商品構成や店舗外観の安売り感を抑えてもらえると街にとってはプラスに機能すると期待している。
丸亀市 新型コロナウイルス感染症の警戒感は薄れて、外出や買い物には以前の行動が戻っていると感じる。県外からの観光客も多く、外国人も目にする。飲食・サービスでは、原材料価格の高騰・人手不足が、引き続き事業活動のネックになっている。物販はあい変らず苦戦している。
観音寺市 長く同地で営業して、長いお付き合いのお客様の消費生活のパターンが、あたり前ですが、コロナ停滞期を経てはっきりと大きく変化したと実感しています。店での話題は(お客様は100%女性だから)以前は子育てや学校関連が多かったものが昨今では自身の老後の事や老母~老父の介護の話題が中心です。営業を継続するならば、次の代の顧客獲得と一方で率を稼げる高付加商品の発見努力をやるのみです。
サービス業 情報 地区内では各社の連携が始まって、営業努力を始めてきている。弊社でもプロダクトを東京の展示会に参加する予定である。
美容 政府は、新型コロナウイルス感染症対策と社会経済活動の両立をより強固なものにするとしていますが、美容室に対する需要は感染拡大以前に戻っているとは言えない状況なので、香川県美容組合としては、組合員の意識、並びに消費者への広報活動として、4年ぶりに香川県美容会館に於いて、「美-1グランプリ 2023」第28回香川県美容技術選手権大会を開催し、新聞等にも取り上げられて、広く美容業の存在感を社会にアピールした。
建設業 総合建設 資材等の価格高騰が続いているが、完工高のほとんどを公共工事が占める組合員企業においては、物価スライド条項の運用等により、設計変更の適切実施がされれば、影響は少ないはずだが、スムーズにいっていないケースが発生しているようである。また、本格的な暑さが到来し、業種柄熱中症対策にも力を入れていく必要があり、空調服の推奨、販売等も開始しているが、機能重視の為、地域量販店の価格帯には対抗できない。
運輸業 タクシー 令和5年5月の対前年同月比は、営業収入128.9%、輸送人員118.6%と増加した。
トラック 令和5年5月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、3.2%減となり、対前月比では6.9%減となった。
また、5月分利用車両数の対前年同月比は4.6%減となった。
     
 

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