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【前年同月比】         
           
 

平成25年9月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (9月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 12月20日から業務用小麦粉価格がパン用で1袋あたり(25kg)65円、麺用菓子用で100円、国内小麦粉で55円値上がりとなる予定。
調理食品 出荷高は対前年同月比91.2%。
冷凍食品 食品の物価指数によると、輸入物価の大幅な上昇率に対して、企業物価の価格転嫁は輸入物価の3%程度に留まり、更にデフレ傾向となっている。これらの総合的な対策に加えて、消費税増税に対する準備と対応が急務な課題だと考えられる。
醤油 上半期の生揚出荷量は前年同月比97.9%であり、全国の醤油業界における醤油出荷量は前年同期比で97.8%、数量796,903KLとなり80万KLを下回った。全国的にも醤油出荷量は下げ止まらない状況である。また、生揚販売単価は本年4月より税込みで5.25円の値下げをしているが本年度の利用分量配当については極めて厳しい状況が予測される。
繊維・同製品 手袋 本格的な生産期になったが、主な生産地である中国での原材料高騰によるコストアップも現在の状況では売価に反映できず、厳しい状況に加え、円安による輸入コストの増加で今冬の利益をあきらめた企業もある。ただ、冬の訪れが早そうな気配で、商戦については期待が持てそうである。
縫製 外国人技能実習生の途中帰国が増加してきており、受入企業が困惑している。
木材・木製品 家具 9月11日〜17日までの7日間、かがわ物産館「栗林庵」においてオリーブ家具を展示、販売したが連休中に台風がくるというアクシデントもあり結果として芳しくなかった。10月12日、13日に開催されるウッデイフェスティバルで展示及び販売を予定しており、捲土重来となれば良いが。
製材 来年4月から消費税率を5%から8%に引き上げすることが確定したが、大手プレハブ、ハウスメーカーが先行しており中小零細企業まで潤す力は見られない。
木材 来年4月からの消費税8%の施行にあたって、駆け込み需要に期待しているが、今はまだ横並びの状態。
印刷 印刷 前年同期と大差なく推移している。コスト面では電気料金の負担が増加している。使用電力量は前年比で9%減少するも、電気料金は5.2%の増加となっており、今後の収益に影響があると考えられる。消費税増税を前に駆け込み受注があるのではとの期待感がある。
窯業・土石製品 生コン 業界の現状として単独での市況の改善は難しく、他地域と連動した改善が必要でるあるが、他地域の共同販売事業再構築に向けた動きが鈍く、当地域における市況改善の目途がたたない状況である。
ブロック 来年4月から消費税率8%と決まったものの、何に期待して良いのか全くの不透明である。
石材加工 9月16日に終了した「むれ源平石あかりロード」では今年もたくさんの来場者があったが、猛暑と多雨で例年より1割程度集客が減少した。雨の降り方も尋常ではなくなってきたので、屋外のイベントは天候の良し悪しがイベントの結果にそのまま直結してしまうようだ。
鉄鋼・金属 鍍金 円安、それに大きく左右される原材料・燃料高に加えて電気・電子業界の低迷が懸念される。一方で建機等好調な業界もあり、業界平均は前年よりやや上向きと思われる。
一般機器 一般産業用機械・装置 これまで低迷を続けてきた排水処理設備機械、環境関連装置、フェンス製造、プラント配管工事等の業種は東北及び関東からの発注により工場はフル稼働の状況でここ数年では好調な部類である。鉄鋼製品加工は対前年比において売上、単価共に横這いであり、増員はせず時間外で消化している。舶陸用圧力容器及び荷役付帯設備製造は造船業の低迷により、仕事量が激減していたが、円安の効果により小型、短期の製品については海外から国内企業に発注する動きがあり、徐々に仕事量が増加し、年末から来春にかけての仕事の確保に繋がってきた。建設用クレーンは引き続き円安と海外の資源開発工事の影響から受注は順調に伸び、生産は拡大している。建設用鉄骨加工業は住宅着工増を背景に、短納期ではあるが仕事量は前年に比べ大幅に改善された。造船関連製品製造は厳しい経営環境にあり、中小下請事業所は仕事量、単価はともに減少、再値下げの要求もあり安値が続いている。造船業は物流の基幹産業で、環境規制等に対応する新製品の開発を進め、技術力において海外メーカーを凌いでおり、厳しい状況ではあるが受注は回復しつつある。ただ、鉄工業界は消費税の増税が先行き不安材料であり、景気持続拡大のために財政出動を期待している。
輸送用機器 造船 元請け企業は工場を付加価値の高いLNG船に特化していく模様。10月半ばに元請け企業から今後の事業状況について組合員へ説明会を行う予定。
その他製造業 団扇 上半期は全体的にうちわの売上本数は減少している。大変に暑い夏だったが、うちわの売上には反映しなかった。
綿寝具 9月の業況は8月後半からの失速から反転して上向いてきた。取引先の動きも活発になったが、前年と比較すると売上は減少している。8月末から9月前半の売上減少が原因と思われる。
小売業 青果物 朝晩の気温が低くなり、青果物の売上も増加したが入荷減少により高値が続いている。9月後半から現在までは正常入荷が続いており高値は終わると思われる。
石油 ガソリン小売価格のアップに伴う節約や低燃費車等の影響から販売量は対前年比で3%程度の減少となっている。収益面では値上げの転嫁が完了し改善したが、県内をみると牟礼地区から引田地区が値下げ競争となっており、当地域の組合員の収益は引き続き悪い状況が続いている。
電機 超高精細映像4K・8Kテレビの本放送に至るまでのロードマップが公表された。4Kが2014年、8Kは2016年にそれぞれ実用化実験放送、2020年には4K・8Kテレビが本放送できる環境整備を終えるというスケジュールである。2020年に東京オリンピック開催が決定し、日本中がこの話題に沸いており、我々の業界でも4K・8Kテレビがオリンピックにかけて売れればと今から期待している。各メーカーとも4Kテレビに力を入れており新製品発表会とか講演会を実施している。9月は11月〜12月の商戦をいかに戦うか、準備の月。
商店街 高松市 天候不順もあり、人出を心配したが百貨店の改装前セールやプロ野球の優勝セールが好評であり、前年並の売上が確保できた。消費税増税も決定し、今後は高価格商品の駆け込み需要が顕著となり、一方では生活防衛のため出費を抑える動きにもなり消費は二極化が進むと思われる。消費マインドは上向きであるのできっかけ作りがうまくできれば、商品・サービスの需要は喚起できると考える。
高松市 9月も景気の良い話は聞かない。原材料の値上げ、ガソリン高。うどんの値段もいつの間にか上がっていたとか。ただ2020年、東京オリンピックの招致が決定したニュースは、日本の経済に大きな影響を与えてくれそうだ。気持ちの高揚感もあり、商店街もオリンピックと共に新しいイベントを考え前へと進んでいく絶好のチャンスだ。
丸亀市 暑い毎日が続いた影響もあり、商店街は終日ガラガラの状態が続いた。生活者の消費意欲がまったく感じられない。誰も、生活防衛に徹していると思う。
サービス業 ディスプレイ 東京では景気は上向き、ゼネコン関連の分野においては人出が足りず、人件費高騰により入札不成立のケースが多々あると聞いていますが、地方においては人出が都会に取られ、中小零細の集まりである組合では下請不足で仕事に支障がでているとのことである。
情報 検討中であった新しい案件が受注に結びつくケースが増えてきている。
美容 来店頻度の低下が続いている。
運輸業 タクシー 景気低迷により営業収入、輸送人員とも減少傾向に歯止めがかからず、依然として厳しい経営状況が続いている。また、円安により燃料のLPGが値上がりしており、経営の圧迫要因となっている。
トラック 8月の高速道路通行料金利用額の対前年同月比は9.6%増となり、5ヶ月連続して対前年を上回った。総利用車数は対前年同月比9.1%増となったが、前月比では5.5%の減少となった。
貨物 売上高は昨年比で若干増加しているが、燃料価格の高止まり等があり収益上昇にはつながっていない。正式に消費税増税を発表したことで来年4月以降の優越的地位の濫用等による悪影響を危惧する。元請事業者は輸送量(売上)は伸びてきている感じであるが、下請業者は別。
     
 

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