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【前年同月比】          
           
 

平成24年6月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (6月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 売上は昨年と比べて減少しているが、例年並である。
調理食品 出荷高は対前年同月比96.6%
豆腐 投機的なものかも知れないが、最近の大豆価格の上昇には異様なものを感じる。同時に大豆白絞油の価格上昇にも先々の見通しがたてられない状況。
醤油 お中元のシーズンとなったが、組合員の業況に活気が見えない。組合の生揚出荷状況も前年同期比(4月〜6月)で96.7%となっている。7月〜9月の四国電力管内の電力需給量7%削減に対して、デマンドの抑制低下と節電に取り組んでいる。この活動が今期以降のコストダウンにつながればよいと考えている。
繊維・同製品 手袋 春夏用UV手袋は靴下産業との価格競争で販売価格の下落が続いて厳しい状況である。スポーツ用手袋のバッティング用手袋は堅調であるものの、ゴルフ手袋は震災の影響がいまだ回復せず対前年比20%程度の落ち込みが続いている。
木材・木製品 家具 テレビ等で景気が上向いてきていると言っているが、あまりその実感がない。しかし事業所では売れている事業所とあまり売れない事業所に分かれているように思われる。作る製品によって分別化、差別化が出てきているように思える。
製材 業界全体が年々縮小傾向をたどっており、組合員数も減少し、残っている組合員もかなり苦戦しており、前途は明るくない状況である。
木材 住宅着工戸数は横這いでもその内の木造住宅、木材使用箇所の減少により業況は厳しい。
印刷 印刷 顕著な変化は見られない。先行きが不透明であり、各組合員とも明るい材料を模索している状態。
窯業・土石製品 ブロック 売上げ落ち込みの状態が続き、回復は見込めない。
石材加工 今年度も3ヶ月が終了したが、組合員からは過去最低の売上高になったとの声を聞く。
鉄鋼・金属 鍍金 円高は一服感があるものの、出口の見えない状況。また電力事業として昨夏レベルであれば計画停電も辞さないとのことで、電気めっき業としては怖れるところである。早期の解決を期待する。
一般機器 一般産業用機械・装置 公共投資を主に事業活動を展開している構造物鉄骨加工、フェンス類製造、汚濁処理施工、管工事は引き続き昨年同期に比べ減少している。民需はエコポイント補助による効果も少なく個人マンションや住宅の着工が予想に反して伸びておらず、売上には寄与していない。造船及び舶用機関製造は海上荷動きの減少に伴う海運市況の悪化、急激な円高による韓国、中国との船価格差により殆ど成約に至っていない。現状は過去の受注残建造で凌いでいるが値引き、当時の船価安受注と値引き要求に採算割れ状態である。建設用クレーンは昨年同期に比べ大幅に売上、収益共に増加。今後も海外、国内ともに顕著に推移するものと予想される。これらに関連する中小部品加工下請工場は引き続き高操業を持続中である。鋳物製品製造及び熱交換器製造はインフラ整備として水道用バルブ、熱交換器を主に需要が底堅く今後とも高操業が続くものと思われる。
輸送用機器 造船 やはり景気が悪く、雇用人員が減少。組合を脱退する企業が出てくるかもしれないが、今のところ現状維持。
その他製造業 団扇 業界全体としては昨年並かそれ以上の受注状況であるが、業者間では多少の差があるようである。
綿寝具 梅雨に入ってから週末の度に雨が降り、客足が落ちて売上が下がった。消費税増税の駆け込み需要は無いどころか先行き不安から貯蓄に回っているので、景気が悪い。
小売業 青果物 取引量が減少している。
石油 原油相場の反騰で週決め仕切りは約3ヶ月半ぶりに値上げとなった。ガソリンはリッター当たり2円前後、灯油が最大2円40銭、軽油も1円前後と大幅な引き上げである。長期に及んだ仕切り値下げから大幅値上げと局面は大きく変わった。これまで仕切り値下げを上回る店頭値の下落が続出してマージンの激減を招いている。減販も響いており収益環境は厳しい。競合店や地域市況に影響されることなく、必要な利幅の確保を急ぐべきである。
電機 東日本大震災の影響から、エネルギーのあり方自体が再考され、省エネ・節電・蓄電への意識、継続してある消費者の安心・安全・健康等への意識の高まりに関連した取組みが必要となる。このような背景から消費者の関心事である節電、環境問題につながる事業としてLEDシーリングライト販売に力を入れていく。
商店街 高松市 土日祝日においては4月中旬に開業した商業施設の集客効果が継続しており、通行量が多く、街全体への貢献度が高い。一方、平日においては若干オープン景気に陰りが見え始めたように思われるが、店舗の第2次オープンやセール期を迎え、好調の維持が期待される。
高松市 6月は丸亀町グリーンのオープン効果は薄れつつある感じ。町内の店舗では丸亀町商店街の自転車通行禁止により、3割売上が落ちたとの話もある。丸亀町グリーンにスーパーマーケットが6月末にオープン、今後町内の店舗や周辺商店街に影響がでるだろう。当商店街の通行量も減少するばかり。
丸亀市 「1年以内に廃業する」と宣言した店舗がいくつかある。どの店舗も後継者がおらず、打つ手がない状況というのが正直な現実だ。
サービス業 ディスプレイ 不景気のままで落ち着いていおり、妙な一服感がある。低値安定の企業が出てきたということなのだろうか。
旅館 6月は、当社としては対前年比で売上げ増であった。しかし一昨年と比べると、宿泊稼働率の上昇に対し、売上げは減少である。また宴会は、対前年比で約2割の減少である。どう考えても、冷え込んだ景気と消費税増税の衆議院可決により、またさらに先行き不安が増大している。消費税の増額分を販売価格に上乗せ可能な一部業界と違い、もともと低単価化で日々ネット上でお客様に単価を晒され、その俎上でしのぎを削っているこの業界では、ほとんどの施設で単価据え置き、ないしはさらに低単価化が進行すると予想されている。また、市内のホテルの売却報道があったが、買収したホテルは稼働率が落ち込んでいただけに、購入企業は今後低単価で販売していくことは必至で、その安値は高松全体に波及していく。考えただけでも、ぞっとする、先行き暗い状態である。来年3月、当初予定通り金融緩和政策が終了し、再度引締めに走った場合、何社が手を上げるだろうか、非常に厳しい状態である。
情報 大きな変化は見られないが、引き続きスマートフォン、SNS系の商談が増えている。
美容 若者の1人店の開業は少しあるが、総合的に不変である。
運輸業 タクシー 景気の低迷により営業収入、輸送人員とも減少が続いていたが昨年3月の東日本大震災の影響による落ち込みがやや回復してきている。しかしながら依然として厳しい経営状況が続いている。
トラック 高速道路通行料金支払額の5月分に対前年同月比は104.5%と4月の94%と比べ大幅に増加した。過去4年間で5月としては最高額である。4月は過去4年間の最低額であり全く対象的であるが、理由は不明である。今年1年は乱高下となる前兆かも知れない。
貨物 燃料価格の推移については、24年3月が113円50銭(最高値)、6月が101円60銭と10円あまり下落している。
     
 

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