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【前年同月比】 | |||||
令和7年9月の景況 |
特記事項 |
好 転 | ![]() |
やや好転 | ![]() |
変わらず | ![]() |
やや悪化 | ![]() |
悪 化 | ![]() |
【特記事項】 | ||||
(9月の景況から) | ||||
集計上の分類業種 | 具体的な業種 (産業分類細分類相当) |
組合等及び組合員の業況等 (景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) |
食料品 | 惣菜 | 米が今年度も高い。物価上昇に販売価格が転嫁できていないような気がする。 |
製粉製麺 | 令和7年10月期の輸入小麦政府売渡価格は、従来からの改定ルールに基づき4.0%の引下げとなった。令和5年10月期の改定から5期連続での引き下げとなり、原材料価格は引き下げられたものの、輸送費や労務費等のコスト上昇分を製品価格にどう反映するか不透明である。 | |
味噌 | 9月3日、高松市内で開催された食品商談会は展示方法など慣れ不慣れで差が出たように感じた。年明けの全国販売数調査にて取引状況を把握したい。味噌業界の発展のため今後も商談会等を活用して、時代に取り残されないよう工夫していきたい。 | |
冷凍食品 | 日本冷凍食品協会による7月の冷凍食品生産数量は昨対95.4%となった。カテゴリー別にはフライ揚げ物類90.7%、フライ類以外の調理食品96.2%、菓子類99.4%と全カテゴリーで前年を下回った。業態別では市販用が93.7%、業務用が98.6%と なった。人件費、光熱費、物流費などによる商品の値上げが数量の昨対割れに繋がっていると考えられる。加えて米の価格は昨年以上に高騰することが予想されており、商品価格に対してはより厳しい状況が続くと思われる。 |
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繊維工業 | 手袋 | 当東かがわ市は瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)の夏会期が終わって9月になると、途端に日常が戻り、閑散とした田舎町に戻ってしまった。今後の運営、3年後の芸術祭までをどのように維持しつつ運営を続けるか、行政にとっても我々組合にとっても非常に困難な状況は続 く。その中で、瀬戸芸秋会期に合わせ、10月4日から引田地区も一部の会場を特別開館(土日祝のみ)することになり、当組合が関係している、手袋ギャラリーでの物販も再開することになった。特別開館は継続することに意味があるということで行われるものだが、人手不足はこういったイベントでも深刻な状況である。 |
木材・木製品 | 家具 | 7月から9月は資材価格の再値上げがあり、価格転嫁できず採算は悪化している。また、家具小売業界の景況も未だ回復しておらず、先行きの見通しは悪い。一方、香川県産木材利活用の家具などのものづくりにおいては需要が伸びる期待感はある。 |
製材 | 業界全体の需要の冷え込みが厳しく、製品の荷動きがさらに悪化している。国産材価格は横ばいで外材価格は高騰している。 | |
木材 | 物価高による新築住宅の建て替え、建築面積の縮小、木材使用の減少など業況は厳しいまま推移している。 | |
印刷 | 印刷 | 9月決算のため、最後の追い込みとして取り組んできたが、昨年とほぼ同じ数字(売上)になりそうである。今期も厳しい数字であったが、来期は利益が見込める動きにしていきたいと思う。 |
窯業・土石製品 | 石材加工 | 気温が下がり始め、受注も少し動き始めた。ただ、受注の回復は事業所間格差が大きく、今夏の猛暑で落ち込んだ受注のダメージをこれからどれだけ取り戻せるかによって事業継続の可否に繋がりそうな雲行きである。 |
鉄鋼・金属 | 鋳物 | 穏やかに販売・生産共に増加しているが、未だ十分ではない。 |
鉄鋼 | 忙しいところもあるようだが、全体的に見て去年と比べると悪化している。特に今から悪くなる予想のところもあるので、状況は緩やかに悪くなっているようである。 | |
建設用金属 | 鉄骨需要は、設計見積・ゼネコン見積共に少ない状況が続いている。しかし、組合員間の協力などで工場稼働率は格差はあるものの80%~110%と一定程度確保している。こうした需要の低迷が続く中、材料費や人件費などのコスト上昇分の加工費への転嫁が課題となっている。 | |
輸送機器 | 造船 | 前月と同様に安定操業が続いている。業況に変化はない。 |
その他 | 漆器 | 多少売上が減少している。政治の空白による消費者の不満や物価高による不況を感じる。大手の状況次第で中小企業の売上が影響するため、利益の減少が気になる。 |
綿寝具 | 暑さが厳しいため寝具関係の消費は良くない。業務用布団も減少傾向にある。 | |
卸売業 | 農薬 | 今年の天候は高温や小雨など、特に異常な暑さから作物が育たない。 |
小売業 | 青果物 | 最低賃金の上昇や仕入れ価格の値上げなど、組合員においては経営に苦労している。 |
石油 | 県外安売業者の販売価格による周辺地域SSへの収益圧迫の影響がある。予防的な激変緩和措置は終了となり、ガソリン・軽油は10円/ℓ、灯油・重油は5円/ℓの定額補助となっている。このことを一般消費者へ周知を行い、ガソリン税廃止となった場合の混乱が生じないよう進めていきたい。 | |
電機 | 電機大手3社がリストラを行い、家電業界は産業構造の変化で従来の家電事業を縮小している。我々中小零細事業所は今後の変化を見極めていかないと立ちゆかなくなる。 | |
商店街 | 高松市① | 予想はしていたものの、気温が昨年以上に高い日が多く、酷暑が続いた。それにも関わら ず、商店街の通行量は昨年を上回り、賑わいを見せている。多くの人出は国内外からの観光客が中心で、地元顧客の人流は増えていないと見られる。合わせて消費も株高騰を受けて好調な高額品(輸入時計、一部の宝飾品等)や観光に伴うお土産品、宿泊、飲食、インバウンド需要の雑貨、食品、医薬品を除いては全般的に低調と言える。また、地元百貨店の売上もいつになく落とす結果となった。月末には朝晩に気温が下がり、昨年より早く涼しい日が増えてきたことで、秋物商品への需要増に期待が持てるようになったことが何よりも救いである。一方、商店街内の医療美容、スポーツジム、エステ等の自分磨き市場は堅調で、売上は物価高に影響を受けず、横ばいか微増の状況が続いている。日本で災害が起きるとの噂話を信じて来なくなった中国人はまだ一定数おり、香港便等は今春頃の稼働率までには回復はしていない。10月初旬の国慶節辺りからは回復に向かうものと考えている。また、瀬戸内国際芸術祭は国内外からの関心も高く9月は会期中ではないものの、夏会期と秋会期に挟まれて空いているイメージか大阪関西万博開催からの一部流れからか、欧米人系の観光客も多く見られる動きとなっている。台風の影響が比較的少ないシーズンであったので、このままダメージなく乗り越えられることを期待している。 |
高松市② | 9月になっても連続の猛暑日が続いた。瀬戸内国際芸術祭夏会期も終わり、全体的に人流が減少し、中旬以降、商店街は昼間の人通りがいつもになく少なく感じた。それでも午後7時半頃から人通りは増えるが8時過ぎからは地元住民よりインバウンドの人達が多いと思っ た。 |
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丸亀市① | 買い控えが現実問題化してきた実感がある。本格的に物価高が商業環境に悪影響を与えている。 | |
丸亀市② | 8月に続いて気温の高い日が続き、高齢者を中心に外出を控えている人が多いと感じる。街は先の先まで見通しが良く、ガランとしている。シルバーウィークの連休があり、一部の飲食・宿泊は好況だが、一般の商店はほとんど好影響はない。会話は店主のぼやきばかりで、まったく「いい話」を聞かない。 | |
観音寺 | 顧客の価値観・求める商品やサービスの変化の早さ・激しさを感じる。当店は正にDCブランド・FCビジネス全盛の時代を経験した。その時のように今の時代一時の隆盛に安定した生活や商業環境を求める事はできない。大変な時代である。 | |
サービス業 | 美容 | 香川県を始め、全国の美容師の離職率の高さがかねてより指摘されている事から、全国の理美容学校で構成する(公社)日本理美容教育センターと美容業界を束ねる全国美容連合会が産学連携事業の一環として、理美容学校卒業後に仕事にやりがいを持って活躍できる人材育成を目的に、理美容学校教員に対して「即戦力養成講習会」を全国美容連合会より講師を派遣し技術講習会を開催している。 |
建設業 | 総合建設 | 担い手不足解消のために、現場見学会、高校生との意見交換会などのイメージアップ活動やICT施工、建設DXの活用がされているが、なお人手不足は深刻な状況である。10年後や20年後にはさらに労働生産人口が減少するため状況はさらに悪化する事が予想される。土木科のある高校には、数百から数千近い求人案内が来るようだが、地元の土木建設業社への入職はごくわずかなようである。 |
運輸業 | タクシー | 令和7年8月の輸送実績は対前年同月比で営業収入109.2%、輸送人員は115.3%と増加した。 |
トラック | 令和7年8月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は2.7%減となり、対前月比では13.9%減となった。また、8月分利用車両数の対前年同月比は2.9%減となった。 |