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【前年同月比】          
           
 

平成30年2月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (2月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 調理食品 出荷高は、前年同月比94.0%であった。
冷凍食品 12月の冷凍食品の数量は、前年対比98.3%となり、2ヶ月続けて前年を下回った。平成29年度の数量累計は103.4%となり、年間の数量については順調に推移した。3月から一部で値上げの動きはあるものの主原料の値上がりは少なく、商品への価格転嫁は非常に難しいと思われる。
醤油 平成30年2月単月の組合員の売上状況は、1月に比べて、やや回復しているものの、依然として低調であると推察される。当組合の生揚出荷量は、前年同期比(4月〜2月)94.4%と、微減傾向が続いている。2020年を目標に業界全体でHACCPシステム導入に取り組んでいる。業界が醤油の「量より質」の時代に入っている。
繊維・同製品 手袋 クリアランスセールもほぼ終わり、今冬の商況は寒波の影響も有り、店頭での販売は久しぶりに上昇傾向であったが、流通在庫の減少に留まった程度であった。メーカーへの恩恵は、あまり無かった模様である。2018年秋冬に向けては多少ではあるが好影響と思われる。
木材・木製品 製材 製材は、原木の入荷が変わらず、売上は低下して在庫は増加している。市場は、2月としては昨年より、やや上昇気運である。プレカットは、変わらず。
木材 季節要因と思われるが、商品の動きが悪かったため、全般的に伸び悩んだ。
印刷 印刷 2月24日愛媛県において、全日本印刷工業組合連合会の四国地区協議会が開催された。協議内容として、官公需対策協議会議長の臨席での知的財産権の取扱いについて、各県としての対応が話し合われた。また、組合員の安定化方針として、組合員メリットを「見える化」した一覧表を作成して提示された。2月としての業況は、不変である。
窯業・土石製品 石材加工 産地内及び組合員内で、企業間格差が広がっている。努力を惜しまず情報収集や営業を続けている事業所の中には、業界全体が厳しい中にあっても、過去最高益を叩き出しているところもある。今後、待ちの姿勢で操業する事業所が取り残されることは避けられない。
鉄鋼・金属 鍍金 取引運送業者の荷造運賃が値上げされ、交渉の余地はないことに、石油(燃料)価格上昇も相俟ってコスト吸収に苦心しているところである。人材採用は引き続き苦戦を強いられている。
一般機器 一般産業用機械・装置 県内の鉄工業は、前年同期に比べ工事量、売上高共に伸びている。フェンス製品、歩道橋防護柵等の製造は、全国的な販売網であるが、ここ数年は落ち込みが続いていた。昨年下期より公共事業に関連する製品、施工工事が逐次増加し、2月以降は引き続き需要増が見込まれる。建設鉄骨加工、鋼構造物組立製造は、医療及び観光施設の建設、生産増に伴う工場建設等、県内の工事量が大幅に伸び各事業所とも高稼働率を続けている。鉄工業各社は、全般に人手不足が深刻で、特に熟練技能者から鉄筋、型枠にいたる全ての職種で不足、施工工事に支障が生ずる恐れが危惧される状況である。建設用クレーン製造は、大型建設機械製品の海外輸出が原油価格の低迷から伸び悩んでいる。国内需要は、引き続き五輪施設の建設を始めインフラ再構築工事により、高所作業車小型建設用クレーンの受注が順調で生産が伸びている。下請け機械部品製造は、ここ数年で高精度、高効率の優秀な生産設備を導入し、需要の減少や価格の安値に対処できる経営基盤を確保しつつある。
輸送用機器 造船 坂出工場は、LNG、LPG等のガス関連船建造に特化し、今後実績が伴わなければ、船舶事業は分社化されるかもしれない。これからも厳しい状況が続くと思われる。
その他製造業 団扇 業界でオリンピック、パラリンピック用に受注活動を行っている。この関連で受注があれば良いと考えている。
綿寝具 2月の売上が前年と比べて10%減少した。小売が、先月から引き続き悪化している。大手の卸売をしている事業所は、利益を取らずに仕事は多く有り、とても忙しそう。仕事の量は、小売と卸売で二極化している。
小売業 青果物 寒波、雪の影響で野菜の高騰が続き、組合員の営業、資金繰りが厳しい1ヶ月であった。
石油 原油価格の下落により、卸売価格が3〜4円程度値下がりしているので、組合員も一息ついた状態である。販売数量は、3〜5%減少しており、今後とも数量的には厳しい状況が続く。
電機 白物家電が順調に推移しても、まあまあの売上と言う地域電器店が多い。前年度と比べると、売上は上がっているにも関わらず、今一つと言う。地域店は、白物家電が動いても、テレビがもっと動かないと気分的に盛り上がらない。オリンピックで買替えが進むと期待していたが、今一つと言った状況だ。地域店は、テレビが売上の代表というイメージが強いとされる。このため、地域店の原点に立ち返り、守りから攻めに転じ、テレビに注力しようとの声も出ている。
商店街 高松市 2月は例年にない寒さが続き、1月後半くらいから高齢者が外出を控えたことから、和菓子や雑貨の売上が伸び悩んだ。また、春物の動きはほとんどなかった。月の後半は百貨店で人気の物産展が始まり、人通りも持ち直した。インバウンド客は相変わらず増えていることと、最近の傾向としては、免税で高額なアパレルやジュエリーの需要も出ており、インバウンド売上の単価アップや底上げが図られている。2月に入り、株安、円高で推移していることから、昨年秋頃より富裕層中心に動きの良かったラグジュアリーブランドや宝飾貴金属等の今後の行方が心配される。中所得者層は所得が増える実感のない中で、消費に対しては積極的にはなれず、必要な物を必要な時に安い価格で求めることに重きを置く傾向にある。野菜が高値の中において、より日常の消費は萎縮していると感じられる。
高松市 これまでにないような厳しい寒さが続いた上、平昌での冬のオリンピックが重なり、最悪の2月になった。飲食店も天候によるキャンセルが続いたとのこと。近隣の百貨店では中頃から北海道展が始まり、商店街の人通りは少なくなかった。
丸亀市 2月は二八(にっぱち)と呼ばれ、小売業はヒマな時期になる。今年の業況は格別に悪かった。生活者は必要最低限のものしか買わないとの傾向が顕著で、消費の一段の冷え込みを感じた。中央会の支援で、遅まきながら商店街のホームページをアップした。消費者や業界へのPRだけでなく、組合員や行政・諸団体との「連携のツール」として活用しなければいけないと感じている。
サービス業 ディスプレイ 年度末及び春休みに向けて受注が増加し、その工事が最盛期を迎えている。やはり下請け等の確保が困難である。また、営業、デザイン、現場管理等の人間の採用も困難である。
サービス業 旅館 2月も微増ながら、ほぼ前年比をクリアできた。ただ、香港、台湾からのお客さんが、この寒い中、どこへ行っていいのか、夕方さまよっている。行政として、各飲食店に対して、早急に対応しないと、台湾、香港便は来なくなる懸念を強く持っている。楽しくない夜の街は、行きたくないからである。ぜひ、ご検討いただきたい。
サービス業 美容 オーバーストアで競争激化の中、通常技術メニューの他、まつ毛エクステ、増毛エクステ、育毛、訪問美容、アピアランスサポートなど、今までと違った営業技術導入が増えつつある。
運輸業 タクシー 地方の景気回復の遅れ等により、運送収入、輸送収入が減少しており、非常に厳しい経営状況が続いている。また、乗務員不足が深刻化しており、輸送需要が集中する午前中の時間帯を中心に、対応できていない状況にある。
トラック 平成30年1月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、4.2%減となり、対前月比では15.8%減となった。また、1月分利用車両数の対前年同月比は、4.0%減となった。
貨物 燃料(軽油価格)のスタンド買い価格について、昨年2月20日の価格は、110円10銭程度であったが、今年の2月26日現在で122円70銭である。ローリー買、スタンド買、大口取引を前提とした契約等、様々な契約形態が見られるが、1年前と比べて10円前後は高くなっている。徐々に利益幅が縮小している。
     
 

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