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【前年同月比】          
           
 

平成29年11月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (11月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 惣菜 人材不足が深刻化している。若者の就職率も低下している。
調理食品 出荷高は、前年同月比96.7%であった。
冷凍食品 9月の冷凍食品の数量は、前年対比111%と非常に高い実績となった。また、1〜9月の数量においても104.4%とニーズの高さが見られる。市販用では簡便性を、業務用では人手不足が大きな理由に考えられるが、メーカーも人手不足は同様の課題であり、働き方改革が急務となっていると感じる。
醤油 組合員の業況は、11月単月においても販売不振が続いていると推察される。売上高は減少の傾向にある。当組合の生揚販売数量についても前年同期比93%程度(4月〜11月)で推移している。原料の脱脂大豆は10%程度値下がり(11月の対前年比)、小麦は10%程度値上がり(11月の対前年比)した状況であり、原料価格の変動が利益にどの程度影響しているかは、12月末決算で推計したい。
繊維・同製品 手袋 首都圏での寒さの影響で販売は底を脱した感があるが、企業によっては景況感にバラツキがある。また、例年であれば製造は既に終わっている時期であるが、納入先から発注遅れのため、未だに製造に追われている企業があるが、バーゲン用に使われそうである。
木材・木製品 製材 製材は、昨年とほぼ同様であり、やや弱含みである。市場は、昨年より、やや上昇している。プレカットは、ほぼ昨年と同様である。
木材 従来であれば秋需要があり、期待していたが、天候不順のためか需要は伸びなかった。
印刷 印刷 各事業所からの業況を取りまとめると、前年度の売上高は辛うじて現状維持か微減である。まだまだ中小企業において景気好転の傾向は見えていない模様である。
窯業・土石製品 石材加工 初秋頃から悪化し始めた売上が、ここにきて完全に停滞してしまった。多少、受注を持っている事業所も、収益性が低く、内容は良くない。
鉄鋼・金属 鍍金 2018年新卒採用活動が終了し、2019年の採用に向かうところであるが、当業界は苦戦を強いられている。補強のためには、中途採用、高年齢者、女性活用等あらゆる手立てを講じなければならない昨今である。
一般機器 一般産業用機械・装置 造船関連の業種を除き、鉄工業は市況の好転から緩やかではあるが生産量を伸ばしている。国内は、震災復興と首都圏での五輪関連施設の建設、インフラの整備が本格的に動き出し、改修工事と併せて建設用クレーン、高所作業車製品、砕石プラント、港湾、橋梁構築物、汚濁処理施設製品は、コンスタントな受注により前年を上回る業績を堅持している。建設用鉄骨、鋼構造物鉄骨加工は、県内の新築ビル工事が続き、中小零細工場共に繁忙である。鉄工業各社は人手不足が深刻で中でも建設用鉄骨加工は、熟練技能者から鉄筋、型枠工にいたる全ての職種で採用が困難である。採算面では、輸入用材料、鋼材価格の値上げ、人件費の高騰により経費負担が増加した。ただ、受注単価は、リーマンショックから20%前後上昇して、収益は伸びている。当分売上高は好調を維持するものと思われる。
輸送用機器 造船 仕事量、人員は少しずつ減少傾向。元請企業からは具体的な方向性、仕事量の説明がないので、不安な声が聞かれる。
その他製造業 団扇 今の時期は、当業界は全体的に動きはない。
漆器 11月は伝統的工芸品振興月間で、綾川町で初めてのイベントを開催した。組合員15社が参加し、香川漆器のPRと販売を行い、まずまずの成果を収めた。また、高松市内の百貨店でも恒例の伝統工芸品展があり、こちらも前年並みの売上があった。
綿寝具 11月の業況は、前年同月と比べて売上が上昇したが、小売業の部門では減少している。自衛隊の布団のおかげで上がってはいるが、小売業の売上が悪い。小売業だけで商売をしているところは売上高を落としている。近所の店舗も完全閉店セールをしており、本当に店を閉めるのかわからないが、苦しいのは確か。
小売業 青果物 台風21号の後、各地の野菜の生育が悪く、色々な品目において高値が続き、金額が上がっても収益率は悪くなった。
石油 卸売価格の上昇による小売価格への転嫁が大体完了したが、資源エネルギー庁の発表による販売数量減は前年比2%であるが、組合員の減少は3〜4%という実績のようである。組合員の人材(採用)確保が難しい。特に新卒者(高卒を含む。)は、ゼロ採用のところが多い。確保できているのは、一部の中堅組合員のみという状況である。
電機 11月は、これといった話題はないものの、市場は大変厳しい。家電全般の動きが悪い。一部の販売店は、リフォームに力を入れて成果が上がっている。
商店街 高松市 政局の安定と株高を背景に景気上昇につなげたいところではあるが、相変わらず政治不信と先行きの不透明感、実感のない所得増で消費者の財布のヒモは固いままである。ただこのところの大手企業の好決算や賃金、雇用の改善は、やがて地方や中小企業にも追い風となる期待をしており、何とか好循環につなげてもらいたい。例年より気温が低く、季節関連商品の動きが良い。中でも、ここ数年右肩下がりであったアパレルが堅調さを取り戻している。バッグ等を除き、高級品(時計、絵画、宝飾)も好調で消費を牽引している。飲食店は、少し高額でも集客している店もあるが、一方では個性を出せず売上低迷の店もあり、明暗が分かれる。
高松市 高松市内の朝日町と松福町に連続してスーパーがオープンした。商店街内にあるスーパーは大きな影響を受けている。商店街に来る回数が、これからは減ってくるだろう。居酒屋が1軒オープンし、12月も1軒オープン予定。どこの商店街も居酒屋ばかり次々とオープン。商店街が変化している。
坂出市 まだ原材料の価格上昇が続いているが、価格転嫁できない。
丸亀市 消費のチカラは相変わらず弱いが、景気うんぬんなど外部環境を期待しても仕方ないと思う。商店街でいくつかのイベントが行われたが、個店の売上げ効果は別として、「来客はあった」と手応えを感じた。郊外型SCのイベント・売り場の提案は画一的で、消費者にも飽きが来ている。まち独自の特色・個性を持つのは昔からの商店街で、それを生かしたアミューズメントを創造できれば、何か社会的役割を果たすことができるのでは、と感じた。
サービス業 ディスプレイ 年末・クリスマス商戦に向けた工事の消化を行っている。下請け等の確保が困難な場合がある。
旅館 11月は、微増ながら学会、育樹祭等のイベントがあり、ほぼ前年比をクリアできた。ただ、12月は、例年言われるが、忘年会も小さくなり、ホテル等では少なくなっている。厳しい冬を迎えそうである。
美容 昭和32年6月議員立法により環衛法が成立。その前年の昭和31年にコールドパーマの最低基準が制定され、日本の美容業界においてパーマが定義付けられた。その後、パーマブームとなるソバージュブームと重なり、パーマバブルとも言うべきピークを迎え、ストレートパーマ、加熱式パーマと推移してきたが、60周年の本年、足踏み状態となった。
建設業 総合建設 雇用人員については、減少傾向にある。働き方改革の法整備が進められる中、若年労働者の入職を促進し、定着を図っていくためには、建設業において、中小企業時間労働の是正、週休2日制の普及といったことが必要不可欠となってきているが、そのためには企業の安定した経営がなければならない。企業の経営努力は当然のことであるが、改正品質法の運用指針の趣旨でもある「適正利益の確保」について、公共事業に関わる全ての方に、改めて再認識して頂きたい。
運輸業 タクシー 地方の景気回復の遅れ等により、長期的に運賃収入、輸送収入が減少しており、非常に厳しい経営状況が続いている。また、乗務員不足が深刻化しており、輸送需要が集中する午前中の時間帯を中心に、十分に対応できていない状況にある。
トラック 平成29年10月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、3.8%増となり、対前月比では3.3%増となった。また、10月分利用車両数の対前年同月比は、3.3%増となった。
     
 

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