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【前年同月比】         
           
 

平成26年2月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (2月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 小麦粉原料の外国産小麦の4月期価格改定について、24日に農水省から発表されたが、麺用小麦については3%の消費税アップを加味して、1.9%の引き下げである。パン用については4.7%のアップとなっている。小麦粉価格については7月からの改定となるのではないか。
調理食品 出荷高は対前年同月比97.8%。
冷凍食品 4月からの消費税増税に対して、外食・中食・内食それぞれの方針が決まりつつあり、業務用及び小売用ともに対応が急務になってきている。また、そのような環境の中、畜肉や魚介類の疾病により原材料が高騰しており、主要原料の仕入に大きな不安点を抱える状況にある。
醤油 平成25年1月〜12月の全国の醤油出荷量は793,363kl(前年同期:807,060kl)との統計が出ているが、依然減少傾向が続いている。少子高齢化の日本人口の構成進行により醤油の消費量が減少している点も要因のひとつであるが、若年層の和食離れ、中食化、グローバル化(外国の食事を国内にて模倣・調理する食生活の変化)等が挙げられるが、当組合の平成26年2月末(平成25年4月〜平成26年2月)の出荷量は前年同期比96.6%で推移している。
繊維・同製品 手袋 冬物手袋の販売も店頭では終了し、現在返品商品の整理に追われている。返品は予想以上に多く、今冬の寒さにもかかわず消費者の購買意識の変化が見られ、また急激な円安も経営の更なる悪化を招いている。
木材・木製品 家具 年度末で組合員が4名退会することより賦課金収入が減少するため、来年度の予算は厳しいものとなりそうである。今年度の官公需の受注はないものと思っていたが、香川県から2件、高松市より1件を受注することができた。
製材 11月から1月までのひのき材の不足と価格の上昇もここにきて価格は下降傾向になった。全体として消費税増税前の駆け込み需要も一段落して、プレカット工場もフル操業から操業もダウンし、受注在庫が減少した。
木材 概ね変動はないが、消費税増税前の需要絡みか売上価格がやや上昇している。
印刷 印刷 前月の売上増加が持続するかと期待していたが、ほぼ前年並みで推移。グラビア印刷など在庫がきく職種では消費税導入前の駆け込み受注も見受けられる。ただ、年度末の受注は活況であり3月の売上は増加の見込みである。インク、印刷紙とも為替(円安基調)の影響もあり、輸入品が高値で推移している。国産品の値上げを抑止出来ず、値上げが徐々に浸透しつつある。
窯業・土石製品 生コン 原材料等のコストが少しずつ高くなってきており、収益を圧迫しつつある。今後も、市況等回復の要素は乏しい。
石材加工 増税前の駆け込み受注で多忙ではあるが、受注に伴い必要な資材の供給が間に合わない状況で、出荷に影響が出そうな雰囲気である。
鉄鋼・金属 鍍金 株価も少しずつ回復するものの、消費税増税後の一服感がいつまで続くのか心配である。電気料金、もう一段の原材料値上げ等収益圧迫の要因はあるが、新年度に期待したい。
一般機器 一般産業用機械・装置 財政出動による公共工事の増加や、住宅着工戸数の堅調な伸びにより県内の中小規模、建設用鉄骨加工組立業は昨年に引き続き旺盛な需要増により高操業度が続いている。フェンス製造は民需の短納期工事が多く安値受注で、かつ年度内に集中している。今後、新年度以降における公共工事の波及効果が受注量の増減に大きく影響する見通しである。造船関連工業、舶用圧力容器製造業は13年度下期より南米の資源エネルギーの需要増と円安の影響により取引が活発になり、成約が進んで仕事量が増加、人手が不足する職場も見受けられる。ただ、取引条件は厳しいが国内外のエネルギー需要増のなか、このところ数年間続いた状況に比べれば良好な条件が整いつつある。売上が好調な業種は建設用クレーンメーカーで昨年以来引き続き円安効果に加え、海外の資源開発工事の受注獲得が順調に推移し、大型製品を中心に生産台数は増加、生産は高水準を維持し過去最高の収益を確保する見通しである。これらのクレーンに関連する地場の小部品機械、金属加工工場、溶接加工工場は高操業が続いている。
輸送用機器 造船 平成26年度は工事量も増えるので、人員、売上とも増加が期待できそう。受注としてはLNG2隻、BC1隻、ドリルシップ1隻、LNG修繕1隻。
その他製造業 団扇 業界は全体的に低調な状況であるが消費税増税前の駆け込み的な需要は多少あるように感じられる。大口案件はまだ決定しているのは無いように思う。
漆器 2月に入り消費税増税前の駆け込み需要と思われる売上増が見られるようになった。一方漆が3月以降大幅に値上がりとなるため製品の値上げを業界全体でお願いすることになり、10〜20%の値上げが予定される。
綿寝具 2月の業況は同じ寝具業界において増税前の駈け込み需要があって忙しい事業所とそうでない事業所の差がある。メーカーの商品を扱っている事業所は忙しいものの打ち直しなど定価の無い商品の動きがとても鈍く、景況は二極化している。
小売業 青果物 入荷量は減少しているが、価格は上昇していない。(一部、関東方面では上昇しているらしい。)
石油 ガソリン・灯油とも販売数量が前年比で10%程度落ち込んでいる給油所が多いようである。その影響から販売価格が少し低下傾向にあり、収益面が少しずつ悪化している。ガソリン価格の高止まり等から節約意識が高まっている模様。
電機 白物家電「冷蔵庫・洗濯機・エアコン」が売れている。中でもエアコンは省エネ型高級機種の売れ行きが大変目立つ。消費税3%アップ、駆け込み需要効果と電気料金アップ等で消費者が積極的に行動しているようだ。ソチ冬季オリンピック開催で4Kテレビに期待していたが、不調に終わった。CSで4K放送される6月のサッカーワールドカップに期待したいと思う。
商店街 高松市 百貨店の閉店セールの集客が週末を中心に波及が大きく、多くの人出がある。財布のヒモは依然として固いものの、消耗品の買いだめや高額品の駆け込みもあり、全体として消費は堅調といえる。ただし、4月以降の消費の先食いの感は否めず、4月以降の落ち込みは予想がつかない。
高松市 今月は商売人にとっては我慢の月。これほど厳しいのは初めてなのではなかろうか。雪が降り積もって足元の悪いが日が何日も続いたせいで、商店街の人通りも減る一方。当商店街からラーメン店が撤退した。商店街での商売は経費が掛かり過ぎる事も原因のひとつのようだ。3月4日から県立中央病院が移転したが、バスが片原町を経由しないことが残念。
丸亀市 新聞折込のチラシに高級品や耐久消費財を中心に、消費税増税前の駆け込み需要をねらったものを見るが、商店街については無関係な雰囲気だと感じた。むしろ年明け以降、消費不況はますますひどくなっていると感じる。
サービス業 ディスプレイ 1月に続き、県外に受注先のパイプをもつ組合員企業は仕事量は確保し、売上増にあるものの、県内にしか顧客をもたない企業は苦戦している。一般競争入札による悪弊から脱出できない。
旅館 2月に入り、売上が対前年比で9%減。4月の消費税増税後の予約が埋まらず、単価を上げている現状を上げない状況に戻すべきか迷っている。人気のホテルは値上げを行っており、各社どうするべきか。
情報 操業度が上昇し、人材・工程が不足気味である。
美容 業況改善の兆しが見えない。
運輸業 タクシー 2月は例年利用者の少ない月であるが、本年は例年よりも減少幅が大きい。長期にわたる運送収集、輸送人員の減少により厳しい経営状況が続いている。燃料のLPG価格の値上がりが経営を一層厳しくしている。
トラック 平成26年1月分の高速道路通行料金利用額の対前年同月比は18.4%増となった。前月に比べると15.3%の減少となったものの、対前年では依然として増加傾向が続いている。
貨物 消費税アップの駆け込み需要の影響か繁忙期が長引いていおり、引き続き駆け込み需要に期待したい。ドライバー不足、燃料高騰問題は従前と同じであるが、燃料費についてはやや値下げされた。4月から高速道路料金が実質的に値上げとなるので、5月の状況が不安である。
     
 

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