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【前年同月比】         
           
 

平成25年2月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (2月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 2月27日に農林水産省は4月からの小麦の政府売り渡し価格の改定を発表したが、国際価格の高騰により平均で9.7%の値上げとなった。なお、今回は主にパン・中華麺用は7.5%、日本麺用・菓子用は14.2%の値上げとなり、小麦粉価格については小麦の備蓄の関係上7月頃と思われる。
調理食品 出荷高は対前年同月比95.6%
豆腐 原材料、燃料費等が高値で推移しており、経営していくうえにも非常に厳しい。
醤油 平成24年の全国醤油出荷状況は、平成23年実績825,854KLに対し807,060KLであり、前年比97.7%の統計結果となっている。当組合の平成24年4月から2月の醤油出荷状況96.2%となり、期間比較の差はあるが全国の水準を下回っている。大手、中小企業ともに需要の増加は困難な状況にある。今後の原料価格(脱脂大豆、小麦)の上昇が心配。
繊維・同製品 手袋 冬のシーズンが終わりに近づき、全体の業況が見えてきた。厳冬で当初の出荷は好調であったが、店頭での販売は百貨店・量販店とも思ったほどでなく、例年並みの販売に落ち着きそうである。
木材・木製品 家具 組合員は春の見本市に新商品を製作できるよう努力している。製品の根幹である木材の価格が上昇していると聞いており、販売価格に転嫁することは困難である。
製材 何となく忙しくなってきた感じだが、業態によりばらつきがある。大手・中堅企業は好調だが、地元の中小企業では活況がまだ見えてこない。
木材 市況は明るくなってきつつあるようだが、末端はまだまだ不安である。
印刷 印刷 当面の課題として、受注先企業の電気料金の値上げに伴う経費節減による印刷物の発注への影響が懸念されている。景気上向きの観測が一部あるものの受注面では反映されていない。また円安による石油等の原材料コストアップもあり、将来的にインキなど資材値上げも予想される。
窯業・土石製品 生コン 市況の低迷する中、燃料等コスト高傾向が収益を圧迫している。地区外の一部同業者の納入により、価格の維持が難しくなっている。
ブロック 年度末においても受注数は平月並で、新年度も期待感は薄い。
石材加工 繁盛期が近づき少し稼働し始めたが、まだまだ全体的な動きはない。
鉄鋼・金属 鍍金 アベノミクスでムードは明るくなり、円安も追い風ではあるが好影響はすぐには出ず、春になる手前の足踏み状態といったところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 鉄骨加工、フェンス類製造業者は、昨年同期に比べ、生産は若干増加し、公共投資が停滞から調整に移りつつあるが、ただ価格は安値で推移している。一般機械加工関連業は景気浮揚の鍵である民間企業の設備投資が脆弱で、足元の生産も減少しており厳しい状況にある。造船及び造船関連事業は船舶の建造に大きく左右される。一頃に比べると円安になったが、100円台にならなければ新興国の造船業には対抗できない。海上荷動きの減少で海運業界は建造意欲が減退、新規発注は激減している。建設用クレーンは前年同期に比べ売上、収益ともに顕著に伸ばしている。年初以来円安に振れ、代替需要と震災復興需要が受注の確保に繋がり、大型建設用クレーンを主に足元は順調な生産状況である。これらに関連する中小部品加工下請工場は引き続き高操業を持続中である。ただ、予想される消費税の動向によって楽観は許されないと思われる。
輸送用機器 造船 現状は変わっていない。
その他製造業 団扇 竹の骨及び製品は中国より輸入しているため、円安の影響で大幅なコスト高になっている。
綿寝具 2月の業況は先月よりも更に悪く、同業者も口々に売上の低下を嘆いていた。仕事がなく、休んでばかりでは給料がでないので、退職して他の業種に転職する従業員もいるようだ。また、小売業も客足が全くなく色々な売り出しを行っているが、カンフル剤にはならない状況。
小売業 青果物 取扱量は増えていないが、野菜離れのせいか価格は低下した。県民1人当たりの野菜の摂取量が全国でも低い県民性の影響かもしれない。
石油 2月の資源エネルギー庁のガソリン等の小売価格調査では12週連続の値上がりとなっているが、県内のレギュラーガソリン小売価格152.6円は全国平均156.2円と比べ3.6円も安くなっており、他県と比べて販売価格への転嫁がスムーズに行われておらず、収益を圧迫して苦しい状況が続いている。
電機 電力会社の買い取り価格、現在1kW42円が春から下がるため太陽光発電が駆け込みで売れている。そのため各メーカーとも太陽光パネルが品薄。家電全般的に前年同月を下回っている状況。今後3年から5年は大変厳しいと予想。また、今後は経営者の高齢化や後継者問題で益々厳しい状況になると思われる。
商店街 高松市 大手企業は株高、円安により業績を回復させているものの、一般消費者にとっては先行きの不透明感(増税、原材料高)もあり、財布のヒモはまだまだ固く感じられる。ただし、客数や人出は増えており、商業施設や商品、サービスには高い関心を示している。今年後半には消費税増税前の駆け込みも含め、消費活性が具体化すると思われる。
高松市 2月は営業日数も少なく、どの業種もこれまでにないほどの売上の減少に悩まされている。寒かったせいで来街者数も減少し、人通りが少ない静かな商店街だ。商店街にある老舗のパン屋が3月に閉店す。
丸亀市 例年2月は「28(にっぱち)」と呼ばれ、商売は暇な時期。しかし、2月も他の月も業況の悪さは変わらず、消費不況の一語に尽きる。高額品を販売している店からも「嘆き節」が結構聞こえてくる。
サービス業 ディスプレイ 利益が出ているかどうかは疑問だが、年度末で仕事量は増加しているように思う。しかし単価は相変わらず低く押さえられているのではないか。
情報 年度末ということもあり、受注・納品とも多忙である。しかしながら4月以降については問い合わせのみで、実売には結びつかない。
美容 美容業界もデフレの影響を受け、低料金化の過当競争、客数減、材料費の価格破壊を受け徐々に体力を奪われている。来年からの消費税の増税を見据えて技術をはじめとしたトータル的なオンリーワン店を加速させ、体力を温存させる方向性が必要となっている。
運輸業 タクシー 景気の低迷により営業収入、輸送人員とも減少傾向に歯止めがかからず、依然として厳しい経営状況が続いている。
トラック 1月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は104.4%と7ヶ月連続でプラスとなり、好調に推移している。10ヶ月間合計の対前年比も101.4%と9ヶ月間合計の101.1%より0.3%上昇している。長い正月休みにもかかわらず、増加したのはアベノミクス効果のおかげかもしれない。
貨物 今年1月以降は昨年比で輸送量が増加していない。特に燃料価格の高騰は問題で、円安影響で右肩上がりで推移しており、現在インタンクで110円台となっている。
     
 

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