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【前年同月比】         
           
 

平成25年11月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (11月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 12月20日出荷分から小麦粉が値上げとなるが、製粉会社からの出荷分の値上げがうまく定着するか、また製粉業者の製品に対する小麦粉価格値上げ分の価格転嫁が取引先に受けいれられるかが問題である。
調理食品 出荷高は対前年同月比98.9%。原料高により収益状況は悪化しつつある。
冷凍食品 11月中旬以降円安が進んできていることから、年末から年始にかけての更なる輸入原材料の高騰が心配される。これから年末年始の大型連休が控えており、長期休暇となることから外食需要の増大に期待したい。
醤油 御歳暮商品としての「おしょう油」の売上状況が低迷していると推察する。当組合の生揚出荷量も10月、11月の2ヶ月は前年度並みを維持しているものの、前年同期比では97%と依然減少傾向にある。キャッシュフローの状況も事務所新築資金関係の流出により資金不足状態である。
繊維・同製品 手袋 今年は冬の訪れが遅く、気温も高めに推移しているため百貨店、量販店等店頭の販売は対前年比で革手袋20%、縫手袋10%程度の落ち込みである。今後の天候に期待したい。
木材・木製品 家具 11月6日〜8日に東京ビッグサイトで開催された見本市に出展したところ2件ほどの注文がとれ、また期間中に20数件の問い合わせがあり今後の展開を楽しみにしている。見本市は客層、来客数が高松とは大きく違っており、今後この見本市が礎となって香川のオリーブ家具が全国に浸透すれば良いのだが。
製材 消費税増税の影響で新築物件の駆け込み需要があり、職人・機械・資材とも目一杯で、特にリフォーム関係者は無理をしているようだ。
木材 消費税増税前の駆け込み発注により住宅着工数が増加、国産材はもちろん外材も品薄になっている。
印刷 印刷 売上面では前年実績をクリアするも顕著な増加には至らず、前月に引き続き底固めの状況で底打ち感も感じられる現況です。今年度通期としては年度前半のマイナスをクリアできていない組合員企業も多く、景気回復の実感はまだ得られていない。
窯業・土石製品 生コン 仕事量については、来年度前半までは前年度並と見込んでいるが、後半以降減少傾向で推移すると思われる。価格的には今後の改善見込みはたっておらず、主な要因が他地域との関連事項であるため、しばらく組合員の収益面での悪化状態が続くと思われる。
ブロック 今月の売上の県別割合は香川県50%、愛媛県50%となり、来月は四国外70%、四国内30%の予想。四国外は運送コストの関係で工場渡しとなる。
石材加工 消費税増税前の駆け込み受注の増加で産地内事業所はどこも忙しく、活気づいている。ただ、高収益の受注割合は少ないようで一概には喜べない状況だ。
鉄鋼・金属 鍍金 原材料の高止まりにより、売上に反映出来ないジレンマがある。また、消費税増税後の売上の落ち込みに不安がある。
一般機器 一般産業用機械・装置 排水処理設備機械、環境関連装置及びプラント配管工事等は前年に比べ生産は増加し、各工場ともフル稼働の状況にあり、ここ数年では順調な部類である。受注先は東北及び関東地区からで、本格的には近隣経済圏である関西や四国地方の景況が回復する必要がある。建築鉄骨製品は住宅着工増を背景に、短納期ではあるが加工、販売とも対前年比は増加しているものの単価は横這いであり、利益なき繁忙である。現状は資材の高騰、値上げが先行しており諸経費を抑えて採算にのせている状況で今後は収益に繋がる価格の引き上げが課題である。舶陸用の圧力容器及び荷役付帯設備製造は造船業の低迷により仕事量は激減していたが、円安と海外の景気回復により北米、カナダ採掘のLNG及び燃料副産物の輸送が活発な動きを示し、船舶の建造と搭載タンクの需要が伸び、仕事量を確保できた。また、震災後の電力向け護岸用柵、海上作業台の受注とあわせ仕事量が増加し、下請の協力要請に及びつつある。建設用クレーンは引き続き円安と海外の資源開発工事の影響から受注は順調に伸び、生産は拡大している。ただ、鉄工業界は26年4月の消費増税が先行き不安材料ではある。そのためにも景気持続拡大のための財政出動を望んでいる。
輸送用機器 造船 11月は事故が起きてしまい、安全に対し更なる注意やパトロール、会議が何度も行われた。同じような事故が起こらぬよう気を引き締めて年末年始を迎えたい。
その他製造業 団扇 ポリ骨原材料の高騰のため、来期のポリうちわの単価への影響がありそうだ。
漆器 本年年初に値上がりした中国産漆の今年の契約が更に値上がりする様で、来春には大幅に上がりそう。
綿寝具 11月の景況は先月に引き続き大変忙しく、活発に動いている。しかし、販売価格は依然として上昇せず、逆に低下している商品もあるのが現状。
小売業 青果物 ゲリラ豪雨のために種子が播けていないので品薄状態が続いている。取引は相変わらずの高値が続いている。
石油 原油価格上昇並びに円安の影響からか元売りの卸価格が11月30日より2〜4円値上がりしている状況で、まだ値上がりの余地があると予想される。組合員の収益状況は11月時点では若干上向くものの、厳しい収益状況が続いており閉鎖SSが10月に1件、11月に2件発生している。
電機 電気代金の値上げや原油価格の高騰による暖房料金の家計圧迫で省エネエアコンが売れ出した。11月に入り、LED照明器具も良く売れており、4Kテレビも売れ出した。テレビが終わったら太陽光発電、LED照明器具、省エネ型商品とメーカーが次から次へ新しい商品を市場に出してくれて、電機小売業界は恵まれていると思う。販売する商品がたくさんあり、取組次第で売上も利益も向上すると思う。
商店街 高松市 今春から消費マインドは上昇してきていると思っていたが、今月は停滞感が強く感じられた。増税前の駆け込み需要は一部の高額品を除き、現時点では起こっておらず、電気代や生活必需品の値上げが重しとなっている。年配の人は高価格でも良い者や少し贅沢感を味わえる商品やサービスに興味を示すが、若年層には消費の伸びしろが全く感じられない。
高松市 11月4日で瀬戸内国際芸術祭も終わった。サービス・飲食店では売上の上がった店もあったよう。商店街も土日のイベント開催時には人出があるが、昨年に比べると減少しているように感じる。どの業種の店も売上げは芳しくない。
丸亀市 相変わらず人の歩いていない商店街が定着していて、それに慣れてしまっている事に怖さを覚える。商工会議所や行政と共同してイベントを開催し、商店街を訪れる人は普段と比べて増えているのは実感した。しかし、その訪れた人を如何に取り込み、顧客としていくかの気概や創意工夫が生まれないことが課題だと思う。
サービス業 ディスプレイ 建設業が上向いてきたことで、仕事量が増えている組合員企業も出てきたが、価格競争を行っている企業は利益がでていないようだ。
情報 受注が上層傾向にあり、人員増を企図するようになった。東京方面からの引き合いも増加している。
美容 長年の経済停滞により積極的な経営体制づくりに意欲を失っている店が多くなっていると思われる。
運輸業 タクシー 地方は景気の回復が遅れているため、運賃収入、輸送人員とも減少傾向に歯止めがかからず、依然として厳しい経営状況が続いている。また、円安により燃料のLPGが値上がりしており、経営の圧迫要因となっている。
トラック 10月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は13.2%増となり7ヶ月間の累積額でも対前年比11.7%増と好調に推移している。
貨物 年度末が近づき輸送量が増えてきたが、燃料高騰等で利益が伴わない繁忙期となっている。世間で言われている少子高齢化と相まって若年ドライバー不足が顕著になってきている。これは環境対策・安全対策から車輌が重くなり、普通免許で2トンクラスのトラックに乗れなくなった運転免許制度や賃金低下の影響が大きい。来年4月より高速道路料金の割引制度が縮小されると、また一段と経営が苦しくなる。
その他非製造業 不動産 消費税率引き上げに伴う駆け込み需要のため分譲住宅等の販売が好調である。
     
 

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