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【前年同月比】         
           
 

平成24年12月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (12月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 12月20日から業務用小麦粉価格(麺用)が25kgあたり115円引き上げられた。
調理食品 出荷高は対前年同月比94.9%。一昨年との比較では97.8%。
豆腐 状況の好転は見られるが、まだ完全に回復とはなっていない。原材料並びに燃料費等の価格の推移が不安材料。
醤油 本年12月の御歳暮商戦は前年度と比較して減少しているとの観察が組合員の声として聞こえてくる。実際に当組合の12月実績においても12月21日以降、生揚の出荷がなくなっている。前年度も厳しい状況であったが、本年度は更に厳しい市場の状況と推察される。本年度12月末(4月〜12月まで)の出荷実績は前年同期比95%程度である。醤油市場の全体が縮小していると推察される。
繊維・同製品 手袋 今冬の寒さは続くことが多く、近年に無い好調を維持している。ただ廉価製品が中心で相変わらず高級商品は苦戦を強いられている。
木材・木製品 家具 組合で取り組んでいる共同受注事業で、金額は少額ながら1件受注することができた。今後も共同受注事業に鋭意取り組んで行きたい。
製材 衆議院選挙があり、少し経済活動が停滞気味になり、今ひとつ活況が不足している。新年に期待したい。
木材 政治が不安定なため不景気になり、木材需要も減少している。政権交代による景気回復に期待したい。
印刷 印刷 大きな動きに乏しく、今年は盛り上がりに欠ける一年となった。地方から発信する余地は少なく、やはり中央頼みとなるが、地方まで波及するのはまた遅れるのではと思う。
窯業・土石製品 石材加工 一部の組合員を除いて異常なほど受注が悪い。資金繰りに頭を抱えている事業所も多い。
鉄鋼・金属 鍍金 政権交代が産業界の、ひいてはめっき業界に好影響を及ぼすものと信じたいと皆の一致した意見である。特に製造業への支援が早速に打ち出されたのは有り難い。
一般機器 一般産業用機械・装置 フェンス類製造、汚濁処理施工、管工事は前年同期と比べ売上高は同水準で推移しているが販売価格は安値受注である。前年度の落ち込みが激しかったため売上高も下げ止まりとまではいかない。状況としては新規の製品、加工工事よりも修繕、保膳業務が伸びている。建設用クレーンは前年同期に比べ売上、収益共に顕著に推移しているが、世界経済の動向次第で楽観はできないと思われる。当面、国内の震災復興需要が引き続き好調で、今後増産が期待される。なお、これらに関連する中小部品加工の下請工場は引き続き高操業を持続中である。造船及び舶用機関製造は海上荷動きの減少に伴う海運市況の悪化、新規受注は韓国、中国との価格差により厳しい受注競争下にある。現状は、過去のリーマンショック以前に受注した船舶の製造で凌いでいるが、2013年下期以降、2015年上期当たりまでは新規建造は低迷するものと思われる。年末から年初にかけて、円安が進行していることは造船及び造船関連業、クレーン等輸出中心の事業にとっては好材料で、本格化する復興需要と共に地場の鉄工業界への好影響が期待される。
輸送用機器 造船 造る船が無くなってしまうといわれている「2014年問題」への強い危機感を背景として、国内造船メーカ間でも激しい受注競争が行われており、今までの常識が通じない大変な時代となった。
その他製造業 団扇 ポリうちわの原材料の値上げはないが、原材料が中国製である竹うちわは20%以上の値上げが予想される。また生産能力の減少と日中関係の悪化により納品状況も心配される。
綿寝具 12月前半は先月同様に忙しくしていたが、後半になると落ち着いてきた。仕事の方が落ち着いてくるのとは逆に組合、法人会等各種団体の会合や年末年始の準備で大忙しだった。
小売業 青果物 年末にかけての寒波により、野菜の価格が高騰したが取引状態は好転していない。
石油 消防法改正により1月31日までに地下タンクの改修等が必要となっており、この機会に後継者のいない給油所では廃業するところが多くなっている。特に山間部等において今後「ガソリン難民」が発生することが予想される。ガソリンの仕入れ値は最近の円安の影響を受け、値上がり傾向が続いているが、価格競争等の影響から全ては小売価格に反映されておらず、利益面を圧迫している。
電機 地デジ特需の反動減が予想以上に大きかったことからテレビの出荷台数ベースは低水準で推移し、需要を先取りした後遺症に苦戦を余儀なくされた1年となった。このため、ほとんどの家電販売店は売上高・利益とも大きなマイナスとなった。年末商戦もこれまで経験したことがないくらい低調であった。個別展示会を実施したお店からは、異常に寒かったことも影響してお客様が非常に少なかったとのことである。
商店街 高松市 12月が総選挙となり、前半は消費が若干鈍る業種も出たが、後半にかけては一段と株高円安の傾向が顕著となり、気温も下がったことで防寒を中心に衣料品等が好調であった。消費者の財布の紐は依然固いと思われるが、商品やサービスの顧客価値をしっかり提案して一層の消費を喚起したい。
高松市 12月は29日が土曜日で休みが続き、寒さで年末の3日間は平日より静かで、非常に厳しい年末商戦だった。「売上の最低記録を塗り替えた」という商店主の声が多く聞かれた。通行人も他の商店街に流れ、本商店街には足を伸ばしてくれない。非常に寒い天候も影響しているようだ。
丸亀市 昔は12月は「かき入れ時」と言われたが、そんな雰囲気とは無縁に終わった。商工会議所や商店街ではイベントを行ったが、行ったから売上や利益が云々という時代ではないと感じた。何かをやって生活者に商店街の存在をアピールする行動は必要だと思う。
サービス業 ディスプレイ やはり大手企業の景況感が改善されると地方都市の中小企業も好転の兆しが見える。政府のばらまき政策は次世代に付けを残すと思われる。
情報 大きな変化はないが、年度末を控えて期限付きの小規模の業務が散見される。
美容 お客の来店回数と単価が減少しているうえに、新業態の出現、他産業からの参入による料金競争等厳しい状況に強いられている。
建設業 建築 建設業界では、若年建設労働者不足、また技能労働者不足の影響が続いており工事価格が高止まりとなっている。
総合建設 中小企業金融円滑化法の廃止時期が近くなり、資金繰りが困難となる事業所が出てこないか危惧される。政権が交代し、大型補正予算編成に伴い公共事業が増える期待はあるが、業界としては一時的に工事量が増えるより安定的に工事量が確保される方が会社経営上は必要と思われる。
運輸業 タクシー 例年12月は忘年会シーズンで輸送人員、営業収入が多い月だが今年は12月16日に総選挙が行われたため低調であった。
トラック 11月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は103.7%と5ヶ月連続でプラスとなり、好調に推移している。8ヶ月間合計の対前年比も100.7%と6ヶ月間合計の100.2%を0.5%上回っている。
貨物 年末年始の輸送量増加を期待していたが、活況ではなかった。物によっては増えた物、減った物があるが平均すると例年どおりとなった。路線貨物が減少して、区域貨物が増加している傾向にある。燃料は円安傾向で推移しており、当分値下げにはならないと思われる。
     
 

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