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【前年同月比】         
           
 

平成24年11月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (11月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 惣菜 雇用人員が減少している。
製粉製麺 12月20日出荷分から麺用小麦粉が115円値上がりとなる。
調理食品 出荷高は前年同月比で94.2%。
豆腐 前月と状況はあまり変化はないが、季節柄各商品とも前月と比べて売上は伸びている。
醤油 組合員から「今年は醤油の売れ行きが悪い」との意見が続出している。組合の生揚出荷量も前年同期比(4月〜11月)で95%の悪化となっている。12月に入り御歳暮商戦がたけなわであるが、醤油の販売量が伸びないのは個人消費の減少に起因していると推測される。さらに生揚単価の値下要求も組合員から求められており、今後の検討課題となっている。
繊維・同製品 手袋 今冬の寒さにより量販店、百貨店での衣料品販売は好調で手袋の販売も順調に推移している。また、ゴルフ用手袋も一時の厳しい状況を脱しつつあり、一昨年並の販売に戻りつつある。
木材・木製品 家具 売上が少し上昇したので、ボーナス支給のかわりに日帰り旅行を実施した事業所もあるようです。
製材 いまひとつ活況が見えてこなくて、忙しい企業と忙しくない企業に分かれており、全体としてはいまいちである。
木材 住宅着工数の減少により不況感が強まっている。
印刷 印刷 前月に引き続き弱含みの推移で、先行き不透明である。大口の発注先も発注予算は前年より弱含みであり、大幅な業況の改善は見込まれない現況である。
窯業・土石製品 生コン 営業地区全体の需要はほぼ前年並と思われるが、他地域の業者の浸食が量を増し、常態化しており、量的に減少している。今後も継続すると思われる。
石材加工 産地の動きがすっかり停滞した感がある。年度末に事業の清算を検討し始めた組合員の話も聞こえてくる。
鉄鋼・金属 鍍金 建機等の重厚長大型産業は堅調なものの、電子部品等軽薄短小型産業は苦戦している。国内メーカーの復権こそが当業界再浮上の鍵を握っていると感じる。
一般機器 一般産業用機械・装置 産業機械部品製造、建設用機械部品製造については建設用クレーンメーカの受注が好調に推移し、生産は昨年同期に比べても高操業を維持している。クレーンメーカーは大型建設用クレーンを中心に海外の資源開発による受注が継続中である。また国内は震災復興による新規、買替えクレーンの発注が増えてきているので、関連する中小機械部品加工企業は予想以上に繁忙を呈している。舶用関連企業は造船業の低迷のため厳しい経営環境になりつつあり、2013年以降は仕事量が70%に落ち込むことも予想される。造船メーカは関連企業に対し値下げ要求にて対応を考えており、厳しい状況が続く。関連事業の中では新たに取り組んだ熱交換器製品、航空機輸送用アルミ製固定軸は順調に生産を伸ばしている。汚濁処理施工、管工事は公共事業、震災復興の需要が芳しくないため停滞が続いている。ただ、新たな方策として海外の商談会に参加し、市場の拡大を目指している。
輸送用機器 造船 前月と同様に売上低下、人員削減の状態が続いている。
その他製造業 団扇 中国からの製品の価格が値上げ傾向にあり、業界として問題となっている。
漆器 売上減少の理由ははっきりとわからないが、昨年より悪いとの声が多く聞かれた。
綿寝具 11月は朝夕の冷え込みにより売上が伸びてきた。同業者間の仕事の分配で呼び水の様に全体の仕事量(受注量)が増加。組合員が減少したが、スピーディで前向きな組合活動を行っていきたい。
小売業 青果物 青果の価格がここにきてようやく上昇気味になってきた。冬は寒い方が、青果の価格が上がる。
石油 中東情勢の悪化を理由に原油相場が上昇し、元売の週決め仕切りは3週連続値上げとなっているにもかかわらず、一部業者による安売りが行われ、小売値は若干低下中で急速に利益面が悪くなっている。近時の需要は毎年5%ずつ減少中であり、先行き不透明感が強い。
電機 全般的に家電商品の動きが鈍い。当業界は今、LED照明器具に力をいれており、消費者も省エネに関心があり、蛍光灯器具からLEDへの買換が目立つ。冬物商品(暖房器具)は今のところ目立った動きは無い。年末商戦に期待しているものの、消費者の財布の紐はかたい。
商店街 高松市 寒い日が続き、衣料品は概ね好調である。飲食店は外食を控える動きから客数、単価の下落がしばらくつづくと思われる。円安、株高が景気を押し上げる期待感が出ている。選挙後の政局の動向次第では来春にかけて明るくなるのではと考える。
高松市 ある新聞記事に高松丸亀町書店街の通行量がG街区オープン以降回復、売上も上昇していると掲載されていた。当商店街でも11月中旬に商店街内に喫茶店がオープンしたので頑張ってほしい。
丸亀市 どの店も高齢化が進んでいる。従業員を雇っている店はわずかで、夫婦だけで商売をしている店が大多数だが、高齢化で片方が病気や死亡でそのまま閉店・廃業になるケースが増えていると感じる。当然、後継者はおらずそのまま空き店舗になっている。
サービス業 ディスプレイ 価格競争の結果、低価格路線で県外大手の下請や仕事量でカバーしようとしているようだ。中には自社制作からネットによる外注でクライアントに納品するという工夫も見うけられる。
旅館 11月は、対前年比4%の売り上げ減で低調であった。全体に入込が少なく、動きがない。超繁忙シーズンのはずが、対前年比を割ると非常に厳しいものがある。出入りの食品業者に聞いても、9月が暇、10月は相変わらず、11月が少し動きましたとの状態で、次々と大口の倒産が発生しているとのことである。金額が大きい倒産で、非常に厳しいものがあるとのことであった。 ごく一部の勝ち組(状態が悪化していないだけであるが)と、多くの苦戦している業者がいる状態である。
美容 社会全体の情勢同様に売上の上昇を望めない状況が続いている。デフレ対応で業界内のモチベーションが下がっている感じがする。
建設業 総合建設 来年度予算の編成時期となり、最近の防災、減災の観点から公共工事に対する逆風が多少弱まりつつあるようだが、実際の数字はどうなるのか?下げ止まりに期待したい。
運輸業 タクシー 景気の低迷により営業収入、輸送人員とも減少傾向に歯止めがかからず、依然として厳しい経営状況が続いている。特に昼間、夜間の客が少なくなっている。
トラック 10月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比は104.5%と4ヶ月連続でプラスとなり、7ヶ月間合計の対前年比は100.2%と何とか前年並みに戻った。11月20日に国土交通省において高速道路割引制度の継続に向けて幹線道路部会の初会合が開かれ、今年度内にも結論がまとめられるとのことである。
貨物 年末年始が近づいて輸送量が伸び始めたが、直前の落ち込みが大きかったため、増収は見込めない。燃料は今も高値安定が続いており、加えて12月は円安傾向にあり、今後の燃料価格が心配である。
     
 

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