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【前年同月比】          
           
 

平成23年9月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (9月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 10月から小麦価格が2%値上げとなり、これに伴って小麦粉が11月20日出荷分からパン用、麺・菓子用とも45円、国内産小麦80円の値上げとなっている。(いずれも業務用小麦25kgあたりの価格)
調理食品 出荷量は前年同月比106.9%。原材料価格高騰のため各社とも値上げを検討中で、来春より実施の可能性が高い。
豆腐 下がるところまで下がった感がある。今後どのようになるのかわからないが、独自の商品作りができないものは市場から出て行くしかないようである。
醤油 組合員の業況は前年度並み、もしくは微減傾向にあると思われる。当組合の生揚出荷状況についても上半期において前年同期比98%で推移している。11月の御歳暮商品の売上状況が下半期の利益状況に影響を及ぼすものと予測している。また、原料(大豆、小麦、食塩)の値上げが2割程度の状況である。
繊維・同製品 手袋 春夏用UV手袋は7・8月は大変好調であったが、台風以降急激に販売不振となり、返品が多く売上は昨年並みか、やや下回る予想である。また、冬物手袋の製造は早めの手当で、ここ2〜3年続いた製品不足も解消されつつある。
木材・木製品 製材 新設住宅戸数がハウスメーカー、プレハブメーカーを中心に盛り返しており業界の一部には少し明るさが見えてきたが、先行きは不安である。
木材 不況からの脱出が難しく、景気上向きには程遠い状況である。
印刷 印刷 主要の洋紙卸会社より値上げの要請があった。各社の値上げ要請時期が9月上旬と足並みを揃えており、又値上げの対象品種、改定幅、値上げ実施時期も同一である。今回の値上げは商品価格に転嫁できるものでなく、経営基盤を根底から揺るがすもので組合としては対応に苦慮している。
窯業・土石製品 生コン 売上高は増加するも、価格が低い水準で推移しており、市況の回復が望まれる。
ブロック 現在のところ10月の受注見込みが全くない状況。
石材加工 震災後、極端に落ち込むことがなかった購買意欲が、半年をすぎて先行き不透明な経済と政治不信からか、ここにきて本当の買い控えが始まったように感じられる。組合員の中には過去最悪の状況だという事業所もある。来年はさらに悪化するとの予測が大勢をしめている。
鉄鋼・金属 鍍金 円高と主要原材料高が震災後の業界を悩ませている2つの課題である。前者は主発注メーカーの海外移転の懸念、後者は生産コスト増加を価格に転嫁する困難である。
一般機器 一般産業用機械・装置 依然として景気はまだら模様で混然としている。公共事業に関連する鉄骨、構造物加工製品製造は引き合いも少なく価格も低迷しており厳しい状況が続いている。建設用機械は北米の資源開発等を中心に昨年末より受注量が増えリーマンショック以前に回復したものの震災により4〜6月は縮減、7月以降は需要も拡大増産態勢が整ってきた。関連する企業も当面の仕事量は確保しつつある。一般機械でも中小零細企業は依然として仕事量は定時操業程度で本格的な回復には時間がかかる。プラント関連では旅客機製造過程での大型加工品のメーカー搬送用取付器具の開発により、受注の本格化的量産が期待される。熱交換器、圧力容器についても徐々にではあるが需要が出てきつつある。欧米の金融不安、中国のインフレ、円高等内外の要因は今後の不安材料である。
輸送用機器 造船 前月と変わらず、景気回復の兆しが見えない状態。
その他製造業 団扇 来期は骨、紙、印刷代等全て値上がりするとの報告を受けており、単価にどこまで転嫁できるかが問題である。
綿寝具 朝晩の冷え込みのおかげもあり業界が少し活発になってきた。しかし劇的な変化ではなく少しずつ上昇傾向が見られる。秋祭りシーズンになり駆け込み需要も少々見られる。結果として前月より悪くないという状況です。
小売業 青果物 販売価格は上昇したものの取引量が少ない。
石油 サービスステーションではハイブリッドカー等次世代自動車への対応が避けられなくなってきている。点検や車検を断っているとメンテナンス収益の大半をカーディラー等に奪われかねない厳しい状況に陥る恐れがある。この状況を踏まえ組合では次世代自動車の研修会を初級・上級に分けて実施している。上級編では車検の点検項目や部品交換などハイブリッドカーの車検点検や実務研修により顧客のカーライフの安全・快適・充実に貢献できるサービスステーションづくりを目指している。
電機 増税ムードが強まり、超円高、株安など景気動向にいまひとつ明るさが見られない。消費マインドの冷え込みが感じられる。録画機能付きテレビ40インチが7万〜10万で販売されている現状では販売してもほとんど利益がでない。メーカーの在庫減らしで価格ダウンは今後も続くと思われ、電機業界も不況業種の仲間に入るのではと危惧している。
商店街 高松市 9月は台風が2つやってきた事により、厳しい状況が一段と悪化し、商店街の人通りも減少していました。18・19日に当商店街は県の指導によりイベントを開催。初日はフリーマーケット、2日目はお茶会、ヘアーショー等々多彩なイベントを行い大成功に終了。今回は商店街活性化資金を利用することによりこのようなイベントが行えたが今後、同じような規模でイベントを行うには、資金面をどうするかが最大の課題です。フリーマーケットはとても評判が良く今後定期的におこなっていけるよう努力したい。
丸亀市 今月に入って2件の店が閉店・廃業した。後に入る店舗は未定で、また空き店舗が増えそうである。「年末に閉める」と宣言している店もあり閉店の連鎖反応が起きそうな気がする。今の商店街は家賃を払って商売できるような状況ではない。
サービス業 ディスプレイ 業界状況に変化は見られない。つまり売上高等の悪化は見られないが増加もない。一層の経費節減も難しく従業員の減少でしのいでいるように思える。
旅館 9月も低調であった。出張は大きく減少し平均30%ダウンである。宿泊業界が砂漠化しており価格競争は激烈化している。9月は各大手企業の中間決算月ということもあり、例年通りであるが、出張は短期間化している。どの顧客も「景気が悪い、悪い」と愚痴をこぼしており、景気の閉塞感は、新政権でも全く払拭されていないようである。厳しい状況がいつまで続くのか。9月17日、23日からの昨年シルバーウィークと云われた週末も、初日だけで、2日目に続かない惨憺たる状況で、宴会も減少している。
情報 スマートフォン、ソーシャルメディアを自在に取り込むような傾向が強くなっており、その分野方向のミドルウェアの要望が多くなっている。
建設業 総合建設 震災の復興への公共事業重点配分による他の地方への影響が深刻。
運輸業 タクシー 長引く景気の低迷により営業収入、利用客とも減少傾向が続いている。
トラック 8月分高速道路通行料金の支払額の対前年同月比は96.9%と6月以来3ヶ月連続のマイナスとなった。東北地方の無料化措置も8月末で終了しているので9月分は本来の姿に戻る。第3次補正予算成立後の12月か1月から3月末まで高速道路の無料化を被災者以外の全車種に拡大し、曜日や時間帯に関係なく行うことで調整中とのことである。なお、不正利用を防止するため無料化エリア以外は有料となる予定。
     
 

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