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【前年同月比】          
           
 

平成23年4月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (4月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 4月から小麦価格の上昇に伴い6月20日出荷分から小麦粉価格が上がることになっており麺の価格改定は避けられないと思われる。
調理食品 出荷量は前年同月比106.6%、前年比で96.3%、出荷量は304トンの減少であった。
醤油 組合員の4月の景況は、ほぼ前年の売上状況と同水準で推移しているものと推察されるが、好調であるとみられる組合員は見受けられない。当組合も4月から新年度が開始されたが、前年同月比95%の生揚出荷状況である。本年度の日本経済は東北地方の復旧・復興最優先の中で展開していくと考えられる。また、福島原発事故が長期化する中で被災者の方々の生活再構築が早急になされなければ経済発展はないと考える。
繊維・同製品 手袋 3月11日の東日本大震災以降、原材料の納期遅れや消費者マインドの冷え込みにより春夏用のUV手袋の販売に影響がでている。
縫製 震災の影響により連休後の受注が激減している。
木材・木製品 家具 5月11日、12日に漆器組合と共同で業者を対象とした「香川の家具とぬりもの新作見本市」を、5月13〜15日には一般消費者を対象とした「家具・漆器フェア」をサンメッセにて開催した。入場者数は見本市が昨年の270人から196人に、フェアは昨年の約2,700人から約2,600人とどちらも昨年を下回っている。11日、12日は雨天であり、加えて東日本大震災の影響もあったのではないかと思われる。
製材 東日本大震災により多くの住宅関連資材に不足が生じ、新築需要に冷や水を浴びせかけられた状況で、各メーカーともリスクヘッジがなされておらず、景気の悪化が進んでいる。木材関係の資材不足は発生していない。
木材 震災による影響で資材等の物流状況がいまだ改善していない。
印刷 印刷 年度末の需要期に資材メーカーの工場が地震による被害を受け用紙・インク等の供給不足の支障が生じている。首都圏に販路を有する大手企業は発注のキャンセルなどが発生し、売上減となっている。県内業者は売上面では今のところ震災の影響はでていないものの先行きが不安である。
窯業・土石製品 ブロック 受注件数が減少している。5月は大型連休もあり正味3週間の稼働日数だがどうしたものか先行きの不安を感じる。
石材加工 6月11日、12日にサンメッセ香川で「あじストーンフェア2011」を開催予定。震災の影響で出展を見送る企業が多いのではと心配していたが、ここにきて『盛り上げよう』」といったムードに変化してきた。出展者と共に西日本から業界を盛り上げていきたい。
鉄鋼・金属 鍍金 震災による発注メーカーの生産調整がしばらく続くと思われる。業界でも亜鉛板等金属原材料の入荷が厳しくなっている。また原油高はA重油、ガソリン、軽油を使用する当業界に少なからずコスト負担増を強いている状況である。
一般機器 一般産業用機械・装置 震災の影響により、部品の入荷に難があり生産に支障をきたしていため県内関連部品メーカーからの納品ストップの影響が雇用、収益、業況に影響している。一般機械については引き合いが増えてきて、次第に現実の受注の結びつきつつある。鉄骨は公共工事の動きが少なく、凹凸があり繁閑の差が大きく一日暮らし。零細企業は依然として受注環境、雇用環境共に厳しい。造船については引き続き高稼働率であるが、今後の採算、とくに2年程度の将来については要注意。震災により客先納入のエンジンが流されるアクシデントがあったが、本体は回収したもの後処理に相当の手間が必要。受注のキャンセルも一部にある。
輸送用機器 造船 1ドック体制になったので現場工事(組立)が減っているのに加え、進水の関係で人員が余っており、定時操業が続いた。震災の影響で鉄板資材の入荷が遅れ、工事も遅れ気味である。
その他製造業 団扇 東日本大震災被災者支援のための団扇の引き合い、見積もり等大変多い。丸亀市としても応援用の団扇の製作も計画されており、団扇業界には良い方向と考えられる。
漆器 3月の東日本大震災の影響は予想以上に深刻で、関東方面の売上の減少は著しい。もともと漆器は「ゆとり商品」と言われ気持ちの余裕がある時に生活の潤いとして買い求められるものが多いので今後の個人消費がどうなるか大変心配している。
綿寝具 4月19日の新聞によるとNY綿花先物が反落となった。これまでに積極的に買い付けていた中国が様子見に転じたためである。それは高値警戒感の強まりを受け中国の買い付けが一巡したのと米国の綿花の収穫が今年は予想より増えると見方が広がったからである。しかし日本国内の綿花の品薄感は払拭されず荷動きが停滞してる。その様な中品が少なくても消費は増えず、一部小売店では安値販売の動きが出ている。
小売業 石油 SSオープンの影響でぎりぎりの市況だったのが、またもや価格下落、悲鳴が聞こえる。
商店街 高松市 毎日が震災のニュースばかりのためか買い控え感が強く、商品が動かず売上が伸びない。
高松市 4月の新年度に入っても人通りも相変わらず。震災の影響は色々な業種に出ている模様。食料品関係の買占めも4月に入り落着いていた。4月末、丸亀町商店街のアーケード完成式典もありアーケードもこれまでの様式と変わり天井が高く3階、4階において商売ができるようだ。人が集まれば商店街も繁栄してゆくだろう。飲食店も回復せず。震災による買い控えが今後も続くのではないでだろうか。
丸亀市 東日本大震災が起きた3月に比べて、混乱は収束したと感じる。 しかし、「消費を控える動向」は続いていると思う。何より「商店街離れ」という生活者の志向は、景気の動態とは別のものであり、商店街や零細商店の存在価値が問われている。こんな点で、今回の大震災では大企業を中心に「企業のCSR(社会的責任)」を見直す動きが出ている。商店街も、今度の震災を契機に「商店街の役割」を考え直すきっかけにすべきだと感じた。
サービス業 ディスプレイ 新年度を迎えたが我々ディスプレイ業界は大変厳しい現況である。広告・店舗・イベント等どれをとっても縮小ばかりである。また受注単価の低下は我々の業界だけでなく、あらゆる業界に広がっていおり、明るい展望は見えてこない。
旅館 4月も、低調であり、出張は、大きく少なくなった。歓送迎会も低調で、その他の自粛、例えば、会議で2泊が1泊に縮小も継続している。当月も前年比89%と昨年度を下回った。宿泊は、101%と善戦したが、宴会飲食部門の減少の結果である。
情報 震災の影響で東北・関東の仕事の一部が県内に回って活きているケースが若干あるが、県内も景況見通しが不安定なためIT投資が停滞気味である。
運輸業 タクシー 3月11日の東日本大震災の影響がタクシー業界にも出ており、営業収入が対前年比で20%減少している。特に貸切客(観光・派遣等)がキャンセルにより大幅に減少しており、夜間のお客もいなくなっている。組合員1社が3月末で営業不振を理由に廃業した。
トラック 3月分の高速道路通行料金支払額も対前年同月比で6.8%増となり、平成22年度の対前年比は8%増となった。3月11日発生の東日本大震災の影響を心配していたが3月は年度末ということもあり例年通り好調となった。ただ、軽油価格は高騰しており、消費マインドの低迷とサプライチェーンの切断による荷動きの低迷が続けば経営感情が悪化する心配がある。
貨物 震災の関係で関東以北への需要は増している様子である。例年ならしばらく荷動きがない倉庫に保管している米が今年は既に動いているが、全体でみると多少の変化に過ぎない。
     
 

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