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【前年同月比】          
           
 

平成22年12月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (12月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 調理食品 出荷高は前年同月比106.2%
醤油 2010年はデフレ不況の経済情勢の1年間であった。大型小売店販売額は10月現在27ヶ月連続で下落傾向を続けており、飲食料品は前年同期比2.5%の減少傾向にある。2010年12月末現在では御中元・御歳暮商品の売上が前年度よりも不振の状況にあることが組合員の報告からうかがえる。
繊維・同製品 手袋 中国での自社工場の人手不足及び協力工場へのヨーロッパよりの加工依頼のため約40日の納期遅れが発生していたが、1月中頃には入荷する模様。すでにバーゲンに入っているため商品が捌ければ可としたい。(次シーズン用に在庫に回す事業所も有り)
縫製 受注量は中国で生産できない製品を日本で生産するために増加しつつあるが、加工賃単価があまり上がっていないので残業するとその分赤字になり、収益状況は全く変わっていない。
木材・木製品 家具 現在中央会支援のもと、共同受注事業の実施に取り組んでおり、実績があがることを期待している。
製材 住宅政策の僅かなおこぼれにあずかり、少し良い方向に振れたと思えるが、業界全体ではなくまだまだ一部の事業者のみであり、広く影響を及ぼすことは無い。
木材 国産材の流れは良くなってきているが、外材は原産地での値上がりのため収益状況は悪い。
印刷 印刷 新年に向けて景気の良い話は聞こえてこない。印刷業の性格から他業界の動向に左右される傾向があり、景気回復により受注低迷から脱したい。
窯業・土石製品 生コン 売上の回復状況は望み薄であるが、今の市況の堅持、上向きの方策が今後の課題となる。
石材加工 組合員が口を揃えて「平成22年が厳しかった。平成21年も厳しかったがそれ以上に平成22年は悪かった」と話している。平成23年は好転して欲しいところだが、みんな厳しさが増しそうだと予見している。
鉄鋼・金属 鍍金 海外のエンドユーザーとの取引では円高による影響を受けており、生産調整による発注量の抑制が組合員企業の操業を足踏みさせている感がある。3月の在庫一掃後、5月の連休明けあたりからの本格稼働に期待したい。
一般機器 一般産業用機械・装置 受注増加の気配があるが、円高等の影響も顕著に現れ、なかなか上ぶれしにくい環境である。一般機械についても引き合いがきているが、受注の増加は期待薄。鉄骨は公共事業の動きがなく尻すぼみ。中小零細企業は依然として受注環境、雇用環境共に厳しい。造船については引き続き高稼働率であるが、今後の採算、とくに2年程度の将来については要注意。なお、雇用調整助成金については現在受給している組合員企業はなくなった模様。
その他製造業 団扇 市場の景気回復が切望される。
漆器 例年12月は業界にとって一番の繁忙期であるが、昨年と比べて大きな変化はなかった。
綿寝具 年末にかけて寒さが厳しくなり多少動きがあったが、組合員の中での格差が顕著に出てきている。今までの設備投資のおかげで仕事が出来るところ、仕事があるのに設備がないため指をくわえて見るだけのところと格差が広がっている。
小売業 石油 12月に入り元売に週決め仕切りは値上げの連続であるが、店頭市況は減販の懸念も強くなかなか改善軌道に乗らず一進一退の地域もある。ガソリン値上げは家計に直接響くだけに、関心が高く価格に敏感な反応を示す客が大勢を占める。
電機 12月度薄型テレビ販売台数は前年同月より30%のダウン。11月度はエコポイント縮小前の駆け込み購入で前年同月の5倍を超える売れ行きを記録したが需要先食いの反動減がはっきり現れた。又エコポント対象の3品目も2〜3割落ち込んだ。
商店街 高松市 平成22年度も最後の月になり、商店街にとっては本当に厳しい年末を迎えた。飲食店は忘年会の予約も少なくその影響は色々な業種にも及ぼしている模様。商店街の人通りも普段と変わらず、かえって少ないのではないかと思えた。来年はどのような景気がまっているだろうか。
坂出市 地方の商店街に光りが当たることは現状ではしばらく難しいと思う。
丸亀市 12月と言えば「かき入れ時」で小売業は忙しいが、今年は特に暮れの実感がまったくなかった。各店の話を聞いても、むしろ普段の月よりも暇で悪いという声が多かった。特に29〜31日の年末は、物販の店では「まったく売れない」悲惨な状況で、12月30日から正月休みに入った店が幾つかあった。また食料品の関係でも、あまりの寒さで「高齢者が家にこもって出ない」という声を聞いた。
サービス業 ディスプレイ 上場企業の業績が安定の方向に向かっているとの報道があるが、まだまだ地方の中小企業は厳しい状態である。
旅館 今月も、稼働率は昨年に比較し25%程度減少した。先月来より、出張もにぶい状況である。また、先月は駆け込みで観光客の入込が多かったと推定される。低単価は歯止めがかからず進んでいる。1月も動きが悪く、また、新年会も縮小している。菊池寛創設の芥川賞、直木賞を高松での選考会、授賞式の開催を12月に市長並びに市議会に陳情し。香川県知事への陳情は、年明けを予定している。
情報 低調のまま推移しており、大きな変化はない。
運輸業 トラック 11月分の高速道路通行料金支払額も前年同月比8.3%の増加であり、4月以降8ヶ月間で平均9.6%の増加で好調に推移している。年末には政府から新高速道路料金案も示され、心配していた大口多頻度割引、通勤・深夜割引の継続される予定となっており、当面組合存続の危機はなくなったが、この関係予算もあと2年で底をつく予想であり、危機が先延ばしされたにすぎない案であり、野党が認めるかどうかも不明である。
     
 

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