前月へ   次月へ
【前年同月比】          
           
 

平成20年8月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (8月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 惣菜 原油高騰による原材料、光熱費、ガソリン代の値上がりで非常に苦しい状況である。
製粉製麺 小麦の価格改定が年2回に変更されたのが2007年の4月。それからは穀物価格の高騰に伴い、毎回値上げが続いている。ただ、あまりに価格が高騰したので、今回は値上げ幅が23%→10%に圧縮された。結果自体は素直に嬉しいが、毎回特例措置をとると何のための制度なのか分からなくなってくる。いずれにしても早く穀物価格が安定してくれるように希望する。
調理食品 出荷高は、前年同月比102.9%であった。
豆腐 売上数量が予想以上に減少。原材料等の値上がり分を吸収できていない。
醤油 本年8月の業況は、全般的に前年同月比の9割程度の売上が予想される。組合員全般的に8月は低調との意見が多い。当組合の出荷状況も前年同月比87%程度で収益状況の悪化が予想される。本年9月末(上半期)終了後、経営面の点検をしたいと考えている。
繊維・同製品 手袋 8月後半より本格的な生産に入ったが、本年度の受注は原油高騰により一般消費の低迷が冬物にも影響して前年比90%程度に止まった。夏物UVカット手袋は、残暑が厳しく前年比120%強と順調な実績となった。
木材・木製品 家具 依然、材料費は高止まりであり、一般市場は冷え込み、収益はだんだん下降気味であり、昔のように製作するとすぐ販売できた時代が羨ましい限りである。
製材 組合員数の減少により操業度が少し改善されつつあるように思われるが、先の予想は不確かな状況である。
木材 住宅着工数が落ち込んでいる。
印刷 印刷 印刷用紙を中心とする諸資材の高騰など厳しい経営環境におかれ、加えて環境保護への対応、情報セキュリティなど諸課題が山積みしている。他県では、印刷用紙値上げに対し、価格に転嫁する旨の意見広告を掲載し、粘り強く価格転嫁を推進していくことを表明したところもある。
窯業・土石製品 生コン 前年同月比で販売価格が上昇しているが、資材等高騰分であり、実質的に収益が好転しているわけではない。工事量の減少に伴い与信不安がより懸念される。
ブロック 4月から原材料の高騰により、売上高が過去最低のまま8月まで続き、当然資金的にも悪化。先行きが恐ろしい。
石材加工 8月は、近年最低の売上にとどまった。景気の低迷で全体的に買い控えが浸透している感がある。価格面で対応できるレベルではなくなった。
鉄鋼・金属 鍍金 9月1日よりガソリンA重油の値段は少し下がったが、原材料仕入高は高騰しており各社価格転嫁できず、苦悩している状況である。
一般機器 一般産業用機械・装置 原油高、原材料高の中、少し収益性は悪くなっているが、大きな受注の落ち込みはなく推移している。理由としては、受注製品の多くは、輸出対象及び設備対象のためと考える。しかしながら、一部国内対象の製品については、2割近い受注ダウンがおきている。
その他製造業 団扇 うちわ業界全体としては、本年度は売上を伸ばした企業はあまりない。
漆器 8月は休日も多く、当業界は閑散期になるが、今年は更に原油高の影響でかなりの生活関連物資が値上がりとなり、当業界のようなゆとり商品はどうしても買控えの対象となり、売上は低迷している。組合としては、9月17日から30日にかけて東京・池袋の伝統的工芸品センターで「香川のぬりもの展」を開催して需要の拡大を目指している。
商店街 丸亀市 節約型社会になり、とにかく消費は冷え切っている。
サービス業 旅館 夏休みと言えども操業度は下がり苦戦中である。
情報 各社ともコストダウン、合理化投資は継続されているが、新規大型案件はあまり聞かない。景気マインドは低くなっている。
運輸業 タクシー 運賃改定をしているが、輸送人員が前年比10%以上減少しており、経営の安定が図られていない。最低賃金の大幅アップ(11円)の答申が出されたので、タクシー事業はますます厳しくなると思われる。
トラック 軽油高騰により経営自体も限界となり、当業界では8月26日に全国30会場で燃料高騰経営危機突破総決起大会を実施。香川県でも中央公園に県内約400事業者が集まり、集会後デモ行進を行った。8月29日に政府の総合経済対策の発表では、高速道路及び本四道路の新たな割引制度導入や割引率の引き上げを10月から行うとのことであり、これまでの要望が実を結びそうである。
貨物 原油価格高騰により燃料価格、タイヤ価格等のアップに加え、トラック本体価格の値上げも言われており、大変厳しい経営状況にある。
       
     

Copyright(C) Kagawa Federation of Small Business Associations.Arr rights reserved.