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【前年同月比】          
           
 

平成20年7月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (7月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 惣菜 原油の高騰により原材料価格が上がっているため、非常に厳しい状況である。
製粉製麺 5月からの小麦粉値上げに伴い、4月はかなりの仮需が発生した。その反動で、5月、6月は数量的な落ち込みはあったが、7月は昨年並みに戻った。ただ、相対的には小麦粉に対し割高感があるので、米の需要が現在のところ堅調のようだ。7月に入ってからは猛暑が続き、乾麺市場は久しぶりの活況を呈している。ただし、量販店向けの乾麺価格は、シーズン前に決定されているところもあり、そういうところは原料高(小麦粉高)の負担をまるまる抱え込まなければならず、状況は複雑だ。
調理食品 出荷高は、前年同月比102.9%であった。前年同月より上昇しているものの一昨年同月には届かないのが、最近の傾向である。
豆腐 価格値上げが響いてか、売上は大幅減。大豆、食油が約2倍に値上がりして、収益は悪化。
醤油 組合員の業況は、御中元商品を中心に前年度並みの売上を達成している模様である。当組合は、平成20年7月1日より生揚価格を1リットル当たり7円35銭(消費税込み)値上げを実施した(値上げ率8%)。そのため、6月中に駆け込み需要があり、7月は前年同月比93%程度に出荷量が下落している。
手延素麺 梅雨明けが早く、猛暑により出荷が好調である。
繊維・同製品 手袋 平成20年度の受注は、昨年の流通在庫が予想以上に残り、前年比で90%強の受注となった。市場の景気が悪化しているのも見逃せない。夏物手袋のUVカット手袋は、予想以上の猛暑続きで売上は前年比110〜115%と好調に推移している。
木材・木製品 家具 材料費は依然高止まりであり、売上高は減少傾向にあり、それにつれて利益も逓減している。拍車をかけて資金繰りも悪く、本当に困った状況である。
製材 昨年の建築基準法の改正による影響がまだまだ尾を引いており、米国サブプライムローンの影響が重なり、業況は好転する要素が見いだせない状況である。
木材 原油高騰の関係で諸費用も増大し、業況は悪化。
印刷 印刷 印刷用紙を中心とする諸資材の高騰が経営を大きく圧迫し厳しい状況に直面している。
窯業・土石製品 生コン 原材料、輸送コスト高が続いており、売上が前年より増加しているが収益が伴っていない状態。今後、民間工事の減少、公共工事が引き続き減少する中で、速やかなコスト高相当の価格転嫁が課題である。
石材加工 お盆の需要で例年7月は、忙しい月であるが、今年は静かに7月を終えた。原油高騰で7月、8月と続けて仕入れ先からの値上げ要請。収益悪化は避けられない。
鉄鋼・金属 鍍金 8月1日より再度ガソリンの値段が上がり、運送効率、燃料(工場)使用時間帯の制限等各社工夫しているところである。また、石油を原料とする材料仕入高も高騰して、各社価格転嫁できず、苦悩している状況である。
輸送用機器 造船 修繕船が7月中頃から終わりまで入り、人員が80%位増えた。
その他製造業 団扇 当組合においては、販売数量は多少増加したが、業界全体としは大きな伸びはなかった模様である。原因は不明であるが、オリンピック等のビックイベントのある年は、あまり良くない傾向にはある。
漆器 個人消費の低迷は、7月に入っても続いている。当業界は、例年夏場は閑散期であるが、例年に比しても売上は更に悪くなっている。一方、材料費は中心となる中国産漆の値上げ幅が今年度入荷分から20%程度と見られ、対策に苦慮している。
小売業 青果物 青果が干ばつのため減少した。
石油 ガソリン卸価格の値上げは、ガソリン税の暫定税率が復活した以降3ヶ月連続となる。さらに8月もガソリン卸価格が1リットル当たり6〜7円値上りする模様で、ガソリンスタンドの平均店頭価格はレギュラーガソリンで1リットル当たり190円近くに迫る可能性が高い。
商店街 高松市 7月23日に綾川町にオープンしたイオンが市内にどのような影響があったか、今のところ分からないが、じわっと影響が出てくることは間違いないだろう。
丸亀市 物価上昇のマスコミ報道もあり、消費者の財布のひもの堅さを益々感じる。
サービス業 旅館 7月はイオン綾川店のオープンの関係で、若干持ち直し気味の施設が多かった。逆に8月は不調の模様である。
情報 不振基調は、先月と変化なく維持されている。
運輸業 タクシー タクシーの燃料であるLPG価格が上昇しており、運賃改定はしているが、経営が厳しくなっている。
トラック 4月に暫定税率の期限切れで一時軽油価格が下がったものの、その後は毎月上昇しており、事業経費に占める燃料油脂費の比率は増大している。長距離運送の場合は、走れば走るほど赤字になるとも言われている。燃料サーチャージ制導入も全国規模の一部大手事業者が届出したくらいで地方の中小零細事業者はあまり導入できず、非常に厳しい経営環境が続いている。
貨物 燃料サーチャージ制の導入を進めているが、荷主の理解が困難である。
       
     

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