夏の暑いときに氷で冷やしたそうめんをツルツルと食べるのは、おいしさも格別で「涼をとる」とはまさにこのことかも知れません。夏は何も食べたく ないときがあります。そんな時、1杯のそうめんがおいしいことおいしいこと。そこでここでは、そうめんのおいしい食べ方をこっそりお教えします。 好きな人は1回でそうめんを5束食べられる方もいますので、そうめんをゆでる量に原則はありませんが、標準的には、女性で1〜2束、男性で2〜3 束ぐらいだと思います。(1束は50g)
1. 大きなナベにたっぷりの水(7〜8分目)を入れ、沸騰させる。 帯をはずした素麺をお湯の中に入れ、めん同士がくっつかないようにハシでかき混ぜる。吹きこぼれない程度に火を弱める(沸騰は続くように)。
2. 1分30秒たったら、強火にして20mlほどの水を加える。(これをビックリ水という。)炒め物に使うときは1分ほどでいい。
3. 再び沸騰したら火を消し、中身をザルにあけ、完全に湯を切る。
4. ゆでたすぐの素麺は独特のぬめりがあるので、冷水で洗い、ぬめりが取れるまで冷水を2〜3回かえながらもみ洗いする。ザルにあけて完全に水切りをする。
つう:本当においしい素麺は沸騰したばかりの素麺を薬味なしで食べて もおいしいので、なべのまま食卓に並べこのまま食べる。これなら四季をとわず食べることができる。
 【失敗1】 少量のお湯でゆでると、団子のように固まる。
 【失敗2】 ゆでている1分30秒の間、目を離すとふきこぼれるので目を 離さない。
 【失敗3】 びっくり水を忘れると、コシのない、だらっとした素麺になる。


 材 料:削り節、しょうゆ、みりん各カップ1、水カップ2、塩少々
 作り方:材料を合わせて、弱火で半分になるまで煮つめ、ふきんでこして冷やす。
        ※ 作るのが面倒な人は市販のつゆでも十分おいしくいただけます。
 
だしをきかせた基本つゆの
ほか変わりづゆもマスターしたい。

・そうめんのつゆは、濃いだしと調味料を一緒に煮ると簡単においしくできます。すりごまや味噌で味に変化をつけると風味が増します。
・みりん1/2カップを沸騰させ、しょうゆ1/2カップ、水2カップ、削りかつお 1/2カップを加えます。再び沸騰したら火からおろし、布でこします。2時間ほどおくと味がなれます。
・みりん・しょうゆ・削りかつお各1/4カップ、 水11/4カップで基本のつゆと同様につゆを作ってさまします。白ごま 1/2カップを油が出るまですり、 酢大さじ11/2〜2カップとつゆでのばします。
・サラダ油大さじ1で赤味噌45グラムを炒め、だし汁1カップ、砂糖大さじ11/2、おろししょうが小さじ1、一味唐辛子少々を加え、トロリとするまで混ぜながら煮詰めます。好みでおろしにんにくを加えてください。


    香りをたのしむ ― ハマボーフ・ゆず・白ゴマ・三つ葉・細ねぎ
    辛みをきかせる ― 唐辛子・わさび・しょうが・みょうが
    酸味をきかせる ― すだち・青じそ・もみじおろし・オオシソ
    味にこくを足す ― うずら・いり白ごま・おくら・ベニタテ
 お気に入りの小皿に数種類の薬味を盛って出せば食卓がグンとにぎやかに。いろいろな組み合わせで、「わが家ならではの風味」を見つけてください。


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