| 集計上の分類業種 | 
      具体的な業種 
(産業分類細分類相当) | 
      組合等及び組合員の業況等 
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点) | 
    
    
      | 食料品 | 
      製粉製麺 | 
      観光地、飲食店に人が戻り業務用の売上は増加傾向である。業務用小麦粉価格が6月20日納品分より上昇し、経営環境は厳しい。 | 
    
    
      | 調理食品 | 
      出荷量ベースでは、前月対比72.6%、前年同月対比124.0%(5月分)である。原材料高騰のなか新商品の開発、人材確保等が懸念材料となっている | 
    
    
      | 冷凍食品 | 
      日本冷凍食品協会による4月の冷凍食品生産数量は昨対106.5%となり、令和4年の累計は昨対102.0%と前年を上回る数量となっている。カテゴリー別に累計の数字を見るとフライ揚げ物類が103.2%、フライ類以外の調理食品が100.7%、菓子類が110.0%と全てのカテゴリーで前年を上回っている。経済と人流の動きに期待する中で、原材料価格やエネルギーコストの値上げによる原価上昇や雨不足による渇水問題は今後の生産活動に大きな影響が出る可能性がある。 | 
    
    
      | 醤油 | 
      組合員の第1四半期(4月〜6月)の売上状況は、前年同月比5%程度の減少と推測されるが、7月のお中元商戦の売上増加を期待したい。当組合の6月単月の出荷状況は、前年度比で8%程度増加しているものの、今後の売上状況の推移を観察したい。 | 
    
    
      | 繊維工業 | 
      手袋 | 
      中国上海のロックダウンは一部解除されてきたが、積み出し港では通関待ちの商品が多く、日本国内への輸入は未だ改善していない。また、日本からの材料や中国からカンボジア等の諸外国向けの材料も時間がかかり、生産に影響を与えている。加えて円安による為替差損で利益の出ない状況にも拘らず商品の値上げもできない状態に変化は無い。ゴルフ・バッティング手袋等のスポーツ用手袋の主な生産国インドネシアにおいては、ロックダウンも解消され通年通りの展開に戻ってきた模様である。国内商況はスポーツ手袋を除き全体的に低調で昨年度を下回り先行きが不透明である。 | 
    
    
      | 木材・木製品 | 
      家具 | 
      原材料価格高騰のペースの早さや値上がり幅は大きく、深刻な状況になっている。 | 
    
    
      | 製材 | 
      木材価格は、輸入材が前年より上昇し、国産材の桧はやや下がり、杉はやや高めで推移しており不安定な状況である。よって、見積りが減り、需要が減少していると思われる。 | 
    
    
      | 木材 | 
      外国為替市場で、対ドルがおよそ24年ぶりの円安水準になった事を受け四国内でも電力、物流、木材と幅広い業界に影響が及ぶ可能性が大きい。米国産の木材供給ひっ迫によるウッドショックの影響が後を引く中、円安の動向が価格に及ぼす影響は大きいとみられる。資材の値上がりで住宅需要が減り、円安で資材コストが上がれば業況は益々悪化が予想される。 | 
    
    
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      イベントなども少しずつ戻り始めたがコロナの影響はまだ続いている。雇用に関しては募集をかけてもなかなか集まらず、外国人労働者も減っており雇用人数は減少している。 | 
    
    
      | 窯業・土石製品 | 
      生コン | 
      6月度までの前年比需要動向は、1割弱増とまずまずであるが、セメント等原材料の値上げが経営に響いている。再度の値上げが懸念される。 | 
    
    
      | 石材加工 | 
      急激な円安と中国製品の価格高騰による仕入価格の値上がり分を販売価格に転嫁できていない。利益確保のため、加工賃の値上げを実行している事業所もあるが、値上げをしていない事業所が多数である。 | 
    
    
      | 鉄鋼・金属 | 
      鋳物 | 
      仕事量は徐々に増加しているものの、コロナ以前の状況までは回復していない。材料の値上がりが、未だ続いており、ユーザーとの価格交渉は継続中である。 | 
    
    
      | 鍍金 | 
      資材調達価格上昇は、過去2度の値上げに続き、3度目の値上げの一歩手前まで来た感があり、今後ユーザー様への価格転嫁交渉は、電力料金等のエネルギーコストも加味し検討する必要がある。また、人員の確保は、違った困難さがあり、求職者の心を掴む各社のブランディング等、新たなアプローチが必要ではないかと模索する日々が続く。 | 
    
    
      | 建設用金属 | 
      鉄骨需要は工場稼働率が高水準で推移しているが、県内中小物件は少なく鋼材・副資材・塗料などが高騰している。また、現場着工の遅延が多数出ており長期計画を立てるのが非常に難しく先行き課題が多い。 | 
    
    
      | 輸送機器 | 
      造船 | 
      前月と同様に業況は変わらず安定している。 | 
    
    
      | その他の製造業 | 
      漆器 | 
      前期より売上は増加したが、諸資材の高騰により収益は悪化。各社共値上げの必要性は感じているが、価格を高く設定すると売れなくなるのではとの不安が強く価格設定に苦慮している。 | 
    
    
       | 
      綿寝具 | 
      6月の業況は前年同月と比べて売上はほぼ同じであったが、原材料が値上がりして、販売価格が上昇した。昔は値上がりを小売店に伝えると、色々文句を言われ上げられなかったが、今は業界が少なくなったのと、ロシアの戦争のためすんなりと上げられた。梅雨が少なく暑すぎで、客の足が止まるのが心配である。 | 
    
    
      | 卸売業 | 
      農薬 | 
      今後、降水不足が農作物全体に与える影響は大きく、マイナスに働く。 | 
    
    
      | 小売業 | 
      青果物 | 
      コロナウイルスもさることながら、石油に始まり小麦、飼料にまで円安の影響が広がっている。輸入野菜の入荷不足で土物の価格が上昇し、今も玉ネギが高騰している。 | 
    
    
      | 石油 | 
      原油高騰の影響から、消費者の節約志向もあり対前年比5%減。県外安売業者の進出から、廃業するSSが多く出ている。 | 
    
    
      | 電機 | 
      「家電製品モノ不足」の一言に尽きる。 | 
    
    
      | 商店街 | 
      高松市@ | 
      政府が行動制限を緩和し、世の中がウィズコロナを受け入れ、経済活動が再開しながらも6月中頃までは徐々ではあるが、着実に感染者数は減少していたことから人通りは週を追うごとに増えた。気温も上昇したことから季節物の動きも良く、店舗の売上も手応えを感じていた。しかしながら下旬になり酷暑と合わせ感染者数が連日100人前後の増加に転じたことから、高齢者の客足に影響が出始めている。合わせてガソリンや光熱費、生活必需品の物価高が家計を直撃しており、リベンジ消費に水を差される形になっている。経済や社会が再開することで物販店や飲食店も売上は回復の傾向にあるが、夜中心の飲食店は客の戻りが芳しくなく単価の低い店は厳しい状況が続いている。レジャー、旅行、イベント参加のニーズは大変高まっており、関連の商材は消費意欲も旺盛である。何とか感染第7波は避け、人流を抑制することなく消費環境が改善されてゆくことを願いたい。8月には瀬戸内国際芸術祭夏会期や屋島山上施設のオープンもあり、県外からの観光客も増える見通しであり、しっかりとお客様の期待に応えていきたい。 | 
    
    
      | 高松市A | 
      6月に入り、夕方になるとスーツ姿の少数グループが多くみられるようになった。年齢的には幅広く、初々しい社会人が上司・仲間達・先輩たちと共に・・・等。気温が高くなり日中の人通りは僅かに減少傾向。4・5月頃のような子供連れも減っている。20日頃からさらに平日の人通りは減少、金・土・日曜の夜は人出で賑わっている。県外客が増えているように思われる。業界の悪化はコロナ禍で商品の動きが鈍く生産調整をしたことにより、需要が増え始めると対応が間に合わなく商品不足になり、原材料をはじめ送料等の経費が膨らみ、商品の値上がりが今後も続く事が悪影響を及ぼすと憂えている。 | 
    
    
      | 坂出市 | 
      中小企業では、原材料の値上げ分を販売価格に転嫁できない。 | 
    
    
      | 丸亀市 | 
      新型コロナにまつわる、「感染者数の減少・ワクチン接種の普及・警戒心の薄れなどのコロナ慣れ」で、観光やビジネスなどで人の行き来が増えていて、飲食や宿泊などは好調の様子である。光熱費はじめ物価上昇で、節約志向がいっそう強まる危惧があり、異常な暑さで高齢者が外出を控えるなど、懸念材料は数多ある。 | 
    
    
      | 観音寺市 | 
      メーカーや商社自体の人的・物的コストカットの結果、個店に対する営業指導や販促支援、メーカーを中心とした、同業者同士の人的交流の機会も、コロナ禍の影響もあり、ぐんと縮小してしまった。これは業界を問わず、売り上げが厳しい業者にとって感じる事だと思う。メーカーや卸商社とのパイプが細くなる事は、自助努力に限界を感じている今、さらに将来を不安に思っています。 | 
    
    
      | サービス業 | 
      ディスプレイ | 
      出店、改修されるお客様が昨年より増えており、売り上げも多少増加する傾向がある。材料単価の上昇が続いており、収益を圧迫しだしている。コロナが再び増加しているため、この回復が鈍るのが心配である。 | 
    
    
      | 情報 | 
      物価高が業績に影響しつつあると思われる。特に半導体など。 | 
    
    
      | 美容 | 
      現在、美容組合に加盟する美容室のみならず、コロナ禍、高齢化による固定客の減少、少子化による新規顧客の伸び悩み、美容室の増加による顧客の奪い合い、格安店の増加による客単価の低迷、円安による材料費の値上げなど、美容室経営がかなり厳しい状況が続いている中、諸団体と美容業界との連携、美容室同士の連携、デジタル化推進での組織強化、並びに各店の売上増強等に対処する為の検討委員会を連合会が立ち上げ、現在推進中である。 | 
    
    
      | 建設業 | 
      総合建設 | 
      コロナ禍をはじめとする様々な業況の中で、建設業界においても、建設資材の高騰、調達の遅れなどがより目立つようになってきた。これまで以上に、資機材の調達等に見通しを持って計画的に行うことが重要といえる。また、本格的な暑さが到来し、業種柄熱中症対策にも力を入れていく必要があり、空調服の推奨、販売等も開始している。 | 
    
    
      | 板金工事 | 
      資材高騰が収まらず、契約金額に反映されない。 | 
    
    
      | 運輸業 | 
      タクシー | 
      新型コロナウイルス感染症拡大により、営業収入、輸送人員ともに減少しており、非常に厳しい経営状況が続いている。 | 
    
    
      | トラック | 
      令和4年5月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は、3.5%増となり、対前月比では7.7%減となった。また、5月分利用車両数の対前年同月比は、2.5%増となった。 | 
    
    
      | 貨物 | 
      国土交通省6月30日発表のトラック輸送情報(2022年4月分)によると、四国における一般貨物の状況は対前月比90.5%、対前年同月比98.5%であった。品目別では、季節的需要増に「野菜・果物」が、また「食品工業品」の輸送量が増加したと回答する事業者があった。一方、「砂利・砂・石材」、「鉄鋼」及び「日用品」の輸送量が減少したと回答する事業者があった。今後の輸送見通しについては、次月以降も減少傾向が予想される。 |