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【前年同月比】         
           
 

平成28年1月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (1月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 調理食品 出荷高は対前年同月比97.1%。
冷凍食品 平成26年の国内生産量は対前年比99.1%、生産金額は99.8%(日本冷凍食品協会資料)でほぼ前年並みであった。別件で1月13日に判明した産業廃棄物転売問題の波紋が拡がっている。今回の問題は産廃業者と転売先の消費者を度外視した目先の利益を優先したものであり、問題の本質を見誤らないようにして頂きたいと考える。
醤油 新年を迎え消費者の動向は一進一退の状況と推測される。当組合の平成28年1月までの生揚出荷状況は前年同期比100%程度であるが、原料である大豆、小麦、食塩の価格上昇により製造コストが上昇しているため10年前と比較すると収益状況は相当程度悪化しており組合経営も苦しくなっている。
手延素麺 1月から小麦粉の仕入れ価格が若干の値下げ。
繊維・同製品 手袋 年末年始の暖冬でセールに入っても販売は大変厳しい状況であり、1月中旬よりの寒波も春物の入れ替え時期にあたり、期待していたほどの売上には至っていない。2016年秋冬の受注に大きく影響しそうである。
木材・木製品 製材 製材・プレカットは前年の変わらず、製品市場のみ売上が10%減少。木材流通の形態が少しずつ変化している。
木材 例年需要減少の時期の上に、寒波で工事進行が遅れ、より需要減となった。
印刷 印刷 例年通り正月休みもあり、受注は低調に推移しており今後の動向に注視している模様である。
窯業・土石製品 生コン 他地域で共同販売の再構築がスタートしているが、市況の改善は今後の展開による。
ブロック 本来であれば1月〜3月の3ヶ月間である程度の受注があるべきなのに一向にその気配がない。
鉄鋼・金属 鍍金 石油関連商品は燃料費をはじめ下落傾向であるが、原材料は一旦値が上がった物は下がるのに時間がかかるためジレンマがある。事の発端は中国経済の不透明さであり、今後別の対策を行う必要がある。
一般機器 一般産業用機械・装置 プラント機器の製造は、引き続き設備用熱交換器は円安の影響により中国、韓国向けの受注が続いている。価格はこれまで底値に近い状況であったが、これまでに比べて若干上積みされた単価で少しは明るさが伺われが、中央との賃金格差により従業員の確保が難しい。造船関連機器製造業は一時の落ち込みから脱し、既に当面の仕事量は確保している。受注単価はほぼ前年並みであるが、これまで円高是正で受注は好調であったものの中国経済の減速や資源安に伴う「ばら積み船」の過剰感の影響から新規受注は減少しており、今後の景気動向によっては中国、韓国との受注競争がより厳しくなることが予想される。建築用鉄骨の下請け加工業は本年度上半期から徐々に仕事量が増えており、昨年同期に比べ大幅に増加している。特に地元の発注工事だけに留まらず県外からの仕事が増えており、ここ数ヶ月はフル生産が続くことになる。産業用機械製造業は引き続き海外での資源関連の需要で販売は好調に推移し、国内では震災復興・復旧需要の増加で建設クレーンの生産は前年同期並に推移している。産業用機械部品加工業は大手建設用機械工場、造船並びに舶用機械工場の業績好調により引き続き工事量は多く、生産量を伸ばし、価格も上昇している。業界全体としては求人難で特に溶接工、機械工等技能労働者の確保が出来ない。
輸送用機器 造船 ドリルシップ船は中断するが、LNG船・LPG船の受注は順調でここ数年の仕事量は確保されている。操業度が極端に落ちることはないと思われる。
その他製造業 漆器 売上は昨年と比較して大きな落ち込みはないが、一進一退でどちらかと言えば下振れの傾向。漆器業界は中国人観光客による爆買いの対象にも入っていない。
綿寝具 1月の業況は12月から引き続き売上げ不振。暖冬と言われていたが週末になると天候が悪化して伸び悩んでいる。官公庁の仕事を受注している業者はまだしも、受注のない業者は15%程度ダウンしており、日銀のマイナス金利政策で銀行が積極的に動いて、景気がよくなってくれれば良いのだが。
小売業 青果物 全国的な低温や雪等による野菜・果物の品不足の為に価格が上昇し、金額面では前年を上回ったが、消費者の買い控えが目立ち収益はあまり上がっていない。
石油 原油価格下落の影響により石油製品全般の価格が下落傾向にある。組合員のガソリン販売量が前年度比マイナス10%という声も聞かれ、需要が弱い。
電機 家電製品の開発競争が到達点に達し、成熟期を迎えた機器が多いことから普及そのものが飽和状態にあり、家電製品がただの買い替え必需品になってしまったことを示していると感じます。販売店、また一般消費者としても家電メーカーには革新的な商品や感動的な商品、そして超高齢化社会に向けて生活が大きく変えられるような商品を世に出して欲しいと感じます。各家電メーカーは利益を上げて、その利益を新商品の開発や研究に投資してもらいたい。家電業界がこれから社会に出る子供達にとって夢や希望であり、未来のある業界であって欲しいと願うばかりである。
商店街 高松市 暖冬により衣料品が不調、プレミアム商品券終了に伴う反動減により雑貨類も不調であった。正月の休日の並びも良くなく1月としては低調なスタートとなった。しかしながら、人通りは着実に増加が見られ、高級貴金属や時計などは昨春以降好調を維持していることから、消費マインドが冷え込んでいるとは言えない。レジャーや体験型消費も伸びており、消費者に対する購買のきっかけづくりが大事と考えている。
高松市 早々に厳しい年になりそうな気配を感じる。暖冬で始まった1月も下旬には寒波、天気予報ひとつで商店街に人が出てこない。商店街の衣料品店が2月で閉店するとのことで、長年商売を続けてこられたお店だけに寂しく思う。
坂出市 隣接の商店街のアーケード撤去工事が始まった。また、県道の拡幅工事が始まり住宅等の取り壊しが行われている。
丸亀市 年が明けて1月になってから売上が落ちたという店の声をよく耳にする。消費者は節約に走り「お金を使わない」という守りの行動を取っていると強く感じる。
サービス業 ディスプレイ 年度末で仕事量はあるものの、単価が安く先行きは不透明。
旅館 1月は低調であったが、2月は例年のように数字的には良い予定である。行政サイドでの台湾便増便などで宿泊施設が足りないと報道されているが、大きな誤りである。アジアのツアー客はツインが中心であり、シングル部屋のニーズは全く無い。足りていないのはツインの部屋でシングルの部屋はだぶついている。この状況を把握せずに、部屋数が足りない、だからホテルの増設をとの意見はシングル中心の中小ホテルにとっては死活問題である。実態をもっと理解して発言してほしい。
情報 一部海外とのオフショア開発に動きが出ている。
美容 当組合は1月22日に香川県と「がん患者へ支援に関する協定」を締結した。がん患者が抱く不安や悩みの緩和のための支援を行う。2月1日に協力店向けの研修を実施し、県から協力店舗に掲示するステッカーの交付を受け、県のホームページに名簿を掲載し組合を上げて取り組んで行く。
建設業 建築 労務関係の過不足については、不足気味なのは変化が無いが特に島しょ部の工事で大変不足している。
運輸業 タクシー 平成26年4月の消費税率引き上げを運賃に転嫁した事による乗り控え傾向が依然として続いており、非常に厳しい経営状況で、高松市内の事業者が1社廃業した。また、乗務員不足の深刻化とともに高齢化が進んでおり、事業継続が懸念されている。
トラック 平成27年12月分高速道路通行料金利用額の対前年同月比は2.0%の増加となり、対前月比では10.5%増となった。また、12月分利用車両数の対前年同月比0.2%減となった。
     
 

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