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【前年同月比】         
           
 

平成27年2月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (2月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 小麦粉の原料である外国産小麦の価格改正が発表され、平成27年4月からパン・ラーメン用、麺用、菓子用平均で3%の値上げが発表された。小麦粉価格に反映されるのは7月初め頃ではないかと思う。組合員1工場が立派な見学コースを備えた麺工場を改築し、操業を開始している。
調理食品 出荷高は対前年同月比96.4%。販売価格は今後上昇の見込み。
冷凍食品 アメリカ西海岸の港湾ストは終息したが、商社などは通常の港湾の状態まで回復するには2ヶ月程度の日数が必要と見ている。昨年の2月には2週連続の大雪により、外食をはじめとして消費にも影響が出たが、今年は天候も穏やかであったことから天候による業績ダウンは見受けられない。
醤油 全国的には醤油の消費量はほぼ前年並みの状況であるが、地方によっては減少傾向が続いているとことがある。当組合の組合員の販売量は前年同期比94%と大きく減少している。この様な厳しい地方の醤油業界を維持、発展させるためには個々の企業体での生産面、販売面及び経営面等の創意工夫が大変重要になってくると考える。
繊維・同製品 手袋 冬のシーズンも終わり最終的には前年並に落ち着きそうな気配である。ゴルフ手袋は苦戦をしているが4月よりの新商品の開発、展開次第では商況の好転も期待される。
木材・木製品 製材 製材、市場、小売り、プレカットとも例年並みの状況。全体的に売上が減少したため、収益も低下。製材は原木の入荷量は増えたが販売は低調。
木材 消費税率10%への引き上げが延期されたことで住宅取得については様子見なのか動きがない。
印刷 印刷 売上面においては前年実績をやや下回るものの、今年に入ってから徐々に収益面で回復しつつある。コスト面では紙メーカーが一斉に今年3〜4月に紙価格の値上げを表明し、まだ混沌とした状況。
窯業・土石製品 生コン 取引価格は少しづつ改善が見え始めている。営業エリア全体を押し上げるにはまだ時間が必要である。他の地区においても同じ状況と思われる。
鉄鋼・金属 鍍金 株価が高値をつけたように大企業の業績好転は次第に中小企業に波及している感じを受ける。この原油安がコストダウンにつながるものなのか、あるいは構造変革をもたらすのか判断つきかねるところであるが、「春」の訪れを待ちたい。
一般機器 一般産業用機械・装置 建築鉄骨、鋼構造物加工は公共投資による工事に依存してるが、消費増税後の財政出動の効果は当地方まで及ばす8月以降、仕事量は一定せず短期間に忙閑の繰り返しが続いている。安定的な受注活動を行うが、新規の工事は少なくリニューアル工事が大半を占める。採算面でも円安による輸入原材料、資材価格等の値上がりによる受注価格の競争激化により安値受注で中小零細企業の経営は大変厳しい状況である。機械部品加工事業所は建設用クレーンメーカー、大手造船業の生産増に加え、情報技術機器産業の好調な輸出に支えられてフル生産で納期に対応している。雇用面においては造船関連産業、陸舶用ボイラー、汚水処理設備業は技能工員が不足しており、非正規労働者や外国人技能実習生の受け入れを行っている。
輸送用機器 造船 雇用人員は増加し、2月半ば頃より安定してきた。安定操業で落ち着いている。
その他製造業 団扇 業界全体として大口の引き合いはあるが、今のところ受注にまで至っておらず出足が良いとは言えない。
綿寝具 2月の業況は1月よりさらに悪かった。毎年のことだが2月、3月の売上が悪いと4月からの税金の支払いに堪える。
小売業 青果物 今年度に入って前年度比が1月2月のみ100%以上である。3月も前年度を上回る予定だが、4月から12月までの売上が少なすぎたのでその反動であろう。
石油 原油価格が少し上昇したこと等により卸価格が9〜10円上昇するも、まだ2〜3円は販売価格に転嫁しきれていない状況。系列玉(系列取引品)と業転玉(業者間転売品)の価格に格差が14〜15円という話も出ており大量の余剰在庫が業転市場に流れているようで、系列小売店の経営は難しくなっている。
電機 昨年2月は消費税率アップの駆け込み需要で売上、収益も良かったが今年度2月は苦戦しており、これといった動きは見られない。
商店街 高松市 前年に対して通行量が増えるなか、客単価や購買率は下がっており売上全体は非常に厳しい。駆け込み需要の起こった前年実績が大きく、年度末まで予断を許さない状況が続いている。ブランド品や高額品は相変わらず低迷しており景況回復の歯止めとなっている。円安になり高松にも訪日外国人が増えてきており、この層へのアプローチや取り込みが今後の売上回復へのヒントになると考える。
高松市 昨年は南部の百貨店閉店セールの影響で最悪の状況でしたが、今年に入って1・2月は人通りも増えたように感じられる。2月中旬から百貨店で北海道展のイベントが有り人出も多かったようだが、商店街はただの通り道で売上には結びついていない。最近は台湾、中国の観光客の集団が歩いているのをよく見かけるが、百貨店以外で買い物をしているのだろうか。
坂出市 業種によっては仕入単価の上昇があるが販売価格に転嫁出来ない。
丸亀市 2月と8月は「にっぱち」と呼ばれ、小売業にとっては閑散期で、売上も他の月比べて格段に落ちる。しかし最近は一年中業績不振と言えるので他の月と変わらない業況だと感じる。ある意味では情けない話である。
サービス業 ディスプレイ 仕事が舞い込んでも職人がいないという嘆きが聞こえてくる。どこの業界でも同じかもしれない。
旅館 2月の売上は対前年比で低下しており苦しい状況だが、通年では黒字。
情報 人手不足感が出てきている。
美容 厚生労働省統計平成25年度版が公表され、全国の美容室数は234,089軒(前年比2,295軒増)、香川県の美容室数は2,412軒(前年比51軒増)と依然として増加が続いている。
運輸業 タクシー 平成26年4月からの消費税引き上げに伴う運賃改定により運送収入、輸送人員の落ち込みが続いており厳しい経営環境にある。燃料価格も高値の時より15〜20円程度安くなっているが、高松地区と比べて郡部は高く、地域差が大きい。一方で乗務員の高齢化と人手不足は深刻で、募集しても応募がなく車両を動かせない状況が続いている。
トラック 平成27年1月分の高速道路通行料金利用額の対前年同月比は31.9%増、対前月比では14.6%減となった。また、1月分利用車両数の対前年同月比は10.2%増となった。
貨物 燃料価格が29週連続で下落していたが、3週連続での上昇となった。ニュースでは原油価格の底入れ感が表れ、元売り各社が卸価格を引き上げたとされるが、今後の原油価格の動きが気になる。ここ5ヶ月間位の一時の安堵感で終わるのか。昨年の今頃は、消費税率アップで駆け込み需要があったが、今年は例年通りの荷動きである。乗務員の確保についてはハローワークでは無理で、現ドライバーの知り合いや友人の紹介でないと確保でできない。北海道において労務改善基準告示違反での事業停止が行われ、この案件の影響が大きく、遵守するには労働日数の削減や2マン運行などの対策を講じなければならずで、頭が痛い。
     
 

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