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【前年同月比】          
           
 

平成25年5月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
印     刷 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (5月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 乾麺は天候不順で売れ行きが落ち、苦戦している。昨年より全般的に取引量が若干少ない。
調理食品 出荷高は対前年同月比98.9%。
冷凍食品 円安の影響により主原材料、副原材料、資材、燃料費などが軒並み価格上昇となっている。特に主原材料である畜肉・水産物・小麦などは収益状況に直接反映するため、価格対策が急がれる。また、冷凍食品価格表示適正化の行政指導による、量販店の動きと消費者の動向に注目したい。
醤油 組合員は全般的に前年度並の業況で推移しているものと推測される。お中元商戦が始まる6月〜7月に売上増加を期待したい。当組合の5月単月の生揚出荷量の実績は、前年同月比95.7%。前年同期比(4月〜5月)は99.9%の状況にある。本年度4月から生揚単価1リットルあたり5円(消費税別)の値下げにより、組合内部のキャッシュフローの減少、売上収益の減少が懸念されるが、可能な限りのコストダウンで対応したい。
繊維・同製品 手袋 急激な円安のため、海外生産が多くを占める組合員企業は収益の低下で経営環境は厳しい状況にある。
木材・木製品 家具 組合で工業技術センター、デザイン協会、木材組合、オリーブ協会と連携し企画を行い、平成25年度かがわ農商工連携ファンド事業の申請を行っていたところ採択された。香川のオリーブ、香川で生産された木材を使って安全安心なオリーブファニチャーを製作し、県内はもちろん県外にも進出していきたいと考えている。
製材 ゴールデンウィーク明けが多少忙しい状況であったが、中旬から下旬にかけ一服感が漂っている。次なる商談は今ひとつで、活況予想が出来ない状況である。
木材 大きな変化はないが、需要は減少気味である。
印刷 印刷 受注減少に歯止めが掛かり、底を打った感がある。本格的な景況回復は6〜7月の受注次第。平成16年に最低制限価格制度が導入されて以来、取り上げられた案件は1〜2件。一方で、入札価格の低価格化、ダンピング価格がある。制度の形骸化とそれをチェックする機能がないことが問題。
窯業・土石製品 生コン 中讃地区の市況等に変化はあまり無いが、県東部エリアにおいては共同販売事業の実施にむけて動き出した模様。
石材加工 新年度となり、動きがでてきたようであるが、薄利の取引が多く利益確保にはなっていない。
鉄鋼・金属 鍍金 5月は連休もあり、また新年度初期ということもありメーカーからの発注はそう多くなかった。それに加え原材料・燃料は高止まりであり、収益状況を圧迫しているのは事実。心配なのは7月からの電力料金の大幅値上げによる収益への影響である。
一般機器 一般産業用機械・装置 日本経済を成長させる政策としての機動的な財政による公共事業の投資が、徐々にではあるが県内中小規模の鉄工業にも仕事量の確保に繋がりつつある。3〜5月期の鉄工業界の景況は若干上向く気配を示し、3月以降は投資効果による需要増から鉄骨加工業等に仕事が増え、生産高は前年同期に比べ、横這いから上昇に転じている。業種によって売上が好調なのは建設用クレーンメーカーで昨年以来、引き続き海外の資源開発工事の受注獲得が順調に推移し、大型製品を中心に生産台数は増加、高水準を維持し、高収益を確保しているこれらクレーンに関連する部品の機械、溶接加工工場は高操業が続いている。造船及び造船関連工業は2014年度が受注の激減による困難な経営状況になると思われるが、円安の影響と新資源エネルギーの需要に対処するための技術開発により、新規の商談、成約が期待できる。陸、舶用圧力容器製造は25年度末までの仕事量は確保されているが、値段は厳しくコスト削減で対応している。フェンス製造、砕石プラント、汚濁処理設備製造はセメント需要の上向きから公共事業の下げ止まり感が見られる。
輸送用機器 造船 来年度のLNG船用のアルミ材料等の入荷が始まった。ブラジルプロジェクト(ドリルシップ)の会議もあり、確実に軌道に乗せていく為、信頼関係を築き、計画を進めている。
その他製造業 団扇 今期は早期の大口注文の何件かが無くなっており、スタートとしては悪い状況となっている。骨業者は生産調整をしており、ピーク時に注文が集中した場合は骨不足も心配される。
漆器 5月は毎年地元新作見本市の開催月で、今年も15日、16日はバイヤー対象、17〜19日は一般客向けで開催された。業者の来場はほぼ昨年並みで成約も例年並みであったが、一般客の来場者数が昨年より少なく、高額商品の売上げも少なかった。中国産漆の値上がりや円安による木材等原材料の値上がりにより、価格改定に踏み切る業者が増えてきた。
綿寝具 5月の景況は4月より好転。5月の連休明けから天候が良くなるにつれて売上も少し上がってきた。
小売業 青果物 取引状況は安値安定、取引量も少ない。
石油 石油情報センターの都道府県別石油製品小売市況調査では香川県のレギュラーガソリンが1リットル当たり148円と全国平均151.7円と比べて3.7円も安く、過当競争の過熱ぶりがうかがえる。また、一部業者の不当廉売もあり、特に西讃地区での落ち込みが激しい。公正取引委員会の調査等もあるが、同じ業者が繰り返し「注意」を受けてもそれ以上の措置が取られないため、廉売行為の”やり得”を指摘する声も出ている。
電機 薄型テレビ、BDレコーダーが前年比50%前後と苦戦しているも、白物家電(冷蔵庫、洗濯機、エアコン)が良く売れている。電気料金アップのニュースで消費者は省エネ商品への関心が高く、買い替えが進んでいる。また、中国の環境問題(PM2.5)で空気清浄機が前年比159%の伸び。また、LED照明器具が売れている。
商店街 高松市 昨年同期は商店街内に大型商業施設がオープンして間が無く、開業景気に沸いていたので、昨年に比べると人出は及ばないものの、客単価では堅調な様子がうかがえる。消費マインドは上向きと言えるが、所得が増加しないと今すぐに消費が拡大するとは考えにくい。増税前の駆け込み需要までは、現状が続くのではないか。
高松市 5月6日に町内で「第2回いきいき元気フェスティバル」が行われた。人出も多く、賑やかな1日が送れた。GWも良い天気に恵まれ人出も多かったようだが、月の後半は人通りも減り静かな商店街に戻った。日本の経済は右肩上がりだが、商店街にはあまり影響がないどころか、悪くなっているように思える。益々格差が広がっているように思える。
丸亀市 アベノミクス効果で「消費が上向き」との報道があるが、地方の商店街では全く無縁の世界の話に聞こえる。5月は3月決算の組合の総会が続いたが、良い話は全く耳にしなかった。
サービス業 ディスプレイ やや一服感か、それとも今の状況が平常なのかわからない。いずれにしても建設、土木が好不況に影響しているように思う。
旅館 5月は対前年比17%の売上増であった。宿泊に関しては5月に入り直前での入込が多く、対前年比をかろうじてクリアできた。6月は低調で、対前年比は厳しい。全体に入込が少なく、動きがない。人気店は繁盛し、一般のホテルは毎日が日曜日かと感じるほど現段階では少ない。
情報 コンスタントに仕事が回っている状況で、スマートフォン等の新規開拓が増えている。
美容 美容学校の入学者数の減少は、少子化の流れの中で避けられず、今後地元美容業界への人材流入は厳しさを増し、経営手腕によっては淘汰される時代を迎えることになると思われる。
運輸業 タクシー 景気の低迷により営業収入、輸送人員とも減少傾向に歯止めがかからず依然として厳しい経営状況が続いている。
トラック 4月分の高速道路通行料金支払額の対前年同月比111.8%と3月分の110.3%を上回る結果となった。3組合員増加によるETCコーポレートカード枚数は3%の増加であったが、3月4月ともこれを大幅に上回る増加であり、アベノミクス効果の影響かと思われる。ただ、軽油は円安で高止まりとなっており、経営環境の厳しさに変わりはない。
     
 

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