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【前年同月比】          
           
 

平成22年2月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (2月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 赤字国債をどんどん刷りまくり、国の借金が1,000兆円に到達するのも秒読み段階になってきた。普通であればギリシア国債のように信用を失い国債金利は上昇するのが筋のようだが、日本はまだ金利は低いままである。しかし、いつまでもこんな状態が続くとは思えない。一度金利が2%にでもなれば、国債の利払いだけで何十兆円も必要になり、国家予算なんか組めなくなる。10年後は一体どうなっているのか。
調理食品 出荷高は前年同月比87.8%となり大幅に減少。また一部商品で販売価格が上昇。雇用人員は微減続きである。
豆腐 一段と消費者の低価格志向が強まってきている。
醤油 組合員全般的に業況は不振で、売上高は減少傾向にあるものと推察される。当組合も前年同月比(平成21年4月〜平成22年2月)96.5%の出荷率であり、収益状況も悪化している。原料である脱脂大豆は高止まり傾向にあり、小麦は本年4月以降8%程度の価格下落の模様であるが、本年度決算は前年度を相当下回る利益となる。
繊維・同製品 手袋 冬物手袋はデノミ経済の影響を受け、価格(販売)の下落とともに出荷量も減少となっている。特に量販店での落ち込みが大きく今後の経済の立ち直りに期待したい。またスポーツ用手袋は、ゴルフ手袋を中心に景気を反映し、苦戦が続いている。
縫製 加工賃が2割ぐらい低下している。
木材・木製品 家具 当組合傘下事業所では現在、4事業所が雇用調整助成金を受給しているが、今後も受給事業所が増加すると思われる。国がこの制度を取り入れてくれたお陰で事業を廃止しなくてもよくなったと聞いている。
製材 見積案件も極端に少なく、最悪な状況が予想される。
木材 住宅着工数の減少が継続中である。
印刷 印刷 ロットの減少や受注単価の大幅下落により売上が落ち込んでいる。明るい話題に乏しく冷え込んでいる。
窯業・土石製品 石材加工 春の彼岸に向けて一部の事業所は受注確保の動きも出てきた。しかし、繁盛期にも関わらず動きが鈍い事業所も多い。好調な事業所とそうでない事業所の二極化が見られる。宇野・高松間のフェリー廃止も組合員には不便を強いられることは間違いなく、頭を悩ませている。
鉄鋼・金属 鍍金 2月1日よりガソリン、A重油等の値段が上がり、各社燃料の使用を工夫している。また受注の確保に努めて、中小企業緊急雇用安定助成金を受給し、体力を蓄えているところである。
その他製造業 団扇 見積等の問い合わせも少なく、低調である。
漆器 1月、2月は業界閑散期で売上は低水準である。各社とも通常流通ルートが低調なため、新しいチャンネルを模索、陶器業界や雑貨系の店などとの交流が増えている。全国各地の催事を追って直売を目指すお店もある。
卸売業 セメント セメント出荷量の減少により、メーカーの生産工場休止など先の見えない状況である。
小売業 石油 官民あげてEV(電気自動車)など次世代自動車の開発が進んでおり、石油販売業者としても、今後は技術開発やインフラ整備への取り組みをしていく必要がある。
商店街 高松市 再開発事業でB・C街区が一部オープンし、少し活気が戻りつつあるが、未だ大勢に影響はない。
高松市 2月は1年のうちで一番暇といわれるが、ここ数年来落ち込みがひどいため、あまり関係ない。当商店街はアーケードの補修問題で組合員全員の賛成が得られず、役員にとっては頭の痛いところである。組合員の高齢化、町費未納者と問題は深刻化している。商店街に住む人間として反対するばかりでなく、役員の努力にもっと感謝し協力を惜しまないことこそ商店街に未来があると思う。
丸亀市 消費不況・デフレの価格下落・オーバーストアの過当競争という「三重苦」が、小売業を襲っている。何をするにも手を打てない状況。何かやっても、効果のない経費を使うだけで、体力を消耗しないために「何もしないのが得策」というあきらめムードがあるが、考え方によっては「これは正しい」と思うこの頃だ。
サービス業 ディスプレイ 不安定な政治で、どん底の不況である。以前には1月、2月と売上減でも3月の年度末近くになると仕事や春のイベント等で売上が少しずつ増えてきたものであるが、今年は全然ない。政局ばかりに一生懸命にならず、政府も一番に景気対策を取って欲しい。廃業、倒産する会社がこれから増えそうである。
旅館 2月は受験があり、稼働率は昨年比より若干上がったようである。ただし、宿泊単価としては、下がっており、約15%のダウンになっている。特に、スポーツ団体の値下がりは大きく、ここには書けないほどの金額である。(1泊2食+翌日のお弁当で一万円札の半分とその消費税)デフレスパイラルというより、正直下がり過ぎである、というと、岡山は、あるチェーンホテルがシングル1泊朝食付きで2,700円という情報が飛び込み、この報告書を書く元気もなくなってしまう。
情報 低調なまま推移している。維持メンテナンス業務はあるが、新規案件、次年度のIT投資は芳しくない。
建設業 総合建設 「コンクリートから人へ」という耳障りの良い意味不明なキャッチコピーのもと「エイ・ヤー」で公共工事が大幅に減額される予算編成を見ていると業界がこの先どうなるのか危惧される。
運輸業 タクシー 2月の収支は対前年比91%で経営は依然として厳しい上にタクシー燃料のLPG価格が5円値上げになったので、事業経営は益々厳しくなるものと思われる。
トラック 高速道路の利用料金額では、年末(12月)の反動か対前月比79.8%であったが対前年同月比では94.3%と、本年度4月以降の対前年同月比では12月の対前年同月比91.3%よりも改善されてきている。
貨物 輸送量が昨年比では増加しており、景況もやや好転しているが、地方の動きは鈍い。
       
     

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