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【前年同月比】          
           
 

平成19年9月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (9月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 値上げの秋、小麦、小麦粉、ガソリン、重油、袋、資材、塩、でんぷんなど軒並み上昇中。小麦は今月から10%あがり、小麦粉は来月から値上げ。大手製粉メーカーも新価格が出揃ったが、内容はなかなか厳しい。値上げ幅は、純粋に小麦の値上げ分相当だけで、包装資材、物流費など諸経費の上昇分は一切考慮していない。これは、ユーザにとってはいいかもしれないが、中小製粉にはなかなか厳しく、試練の秋になりそう。このあたりに、大手製粉の経営戦略が少し見えるような気がする。
調理食品 出荷高は、前年同月比92.9%であった。
豆腐 原料、資材、光熱費等、全般に高くなり、人件費だけが据え置きで上がっていない。
醤油 組合員の9月の業況は、ほぼ前年度並で堅調に売上が推移しているものと推定される。当組合の上半期における販売実績は、数量的には前年同期(4月〜9月)比100%で推移しているものの、原材料(脱脂大豆、大豆、小麦、食塩等)の価格上昇が10%台になると推測され、さらに石油関連の財貨の値上がりも加わり収益面で相当の圧迫が推測され、厳しい状況である。
手延素麺 穀物価格が急騰し、小麦の売却価格も4月に5%、この10月に10%の値上げにより、当組合においても値上げするしかないが、来年の販売数量が懸念される。
繊維・同製品 手袋 夏物手袋(UVカット手袋)の出足は寒さで遅れたが、残暑が厳しく後半で取り戻し、前年並の実績となった。冬物手袋は、9月に入り出荷が始まり、順調な出足となっている。
木材・木製品 製材 地場の大工、工務店の経営もかなり厳しいようである。
木材 秋は需要期であるが、伸び悩んでいる。耐震等の問題で、着工申請受理が遅れ、着工戸数が減少しているのも一因と思われる。
印刷 印刷 前月と同じく用紙の値上げを価格転嫁できていない。用紙、インク、版材等も原油高で値上がりし、経営を圧迫している。
窯業・土石製品 石材加工 庵治石産地で2ヶ月間にわたり開催された「石あかりロード」は、過去最高の人出で賑わった。産地の認知度も全国レベルで上がってきたように感じる。
鉄鋼・金属 鍍金 原油値が10月10日より2〜3円再度上がる見込みである。そのため運送効率、工場での燃料使用時間帯の制限等、各社工夫をしているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 この1〜2ヶ月で、度重なる原材料のアップがあり、各社とも価格交渉が大変なようで、仕事量についてはまだ微増の傾向にあるように思われる。
その他製造業 団扇 このところ原材料の高騰が著しい状況となっている。各材料メーカーとも上げ幅等は決定していないが、20%くらいになるとのことである。
漆器 7月、8月と個人売上を中心に売上が低迷していたが、9月に入りやや改善、昨年並の売上に回復した。販売価格は諸材料の値上がりもあり、需要が戻れば上昇する場面も想定される。
綿寝具 9月とはいえ暖かい日が続き、冬物寝具の受注状況・動向は良くない。例年受注している法務省関連の加工を前倒しにして加工生産を始め、在庫数量は増加している。原材料の値上げに伴い、販売価格への転嫁も鈍いながら上昇している様子である。
小売業 青果物 品物が少なくなっているため、価格が上昇している。
商店街 高松市 今月も対昨年比が落ち込んでいる。近隣商店街の週末イベントも定着し、1、2年後が楽しみである。市内のその他商店街でも空店舗であったビルが落札され、今後再利用に期待感がある。当商店街でもイタリアンカフェがオープン。商店街はサービス業が年々増えつつあり、消費者へより高いサービスが求められることであろう。
坂出市 8月末で組合員が1店退店した。
サービス業 旅館 8月は若干団体客で潤ったものの、9月は団体客が格安ホテルに流出したケースが多く、当然組合員施設に対してもディスカウントの要請が多々あった。全国チェーンのホテルに対し、個別でどこまで対抗できるかが今後の課題である。
運輸業 トラック 昨年12月に政府与党間で合意している「道路特定財源の一般財源化」について、9月23日福田新総裁の新任会見で「道路整備に関係のない分野にまで支払いを広げて良いのか、もう少し議論を詰めた方がよい。」との慎重論がとびだし、道路特定財源の再検討論が急浮上している。自動車を利用しているものから言わせてもらえば、本来の約2倍の税金を45年間、それも「暫定」の名の下で払い続けてきたので、道路以外のものに流用するのであれば「暫定部分は即刻減税」してもらいたいものだ。
貨物 燃料の高騰が続き、経営環境は厳しい状態である。
       
     

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