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【前年同月比】          
           
 

平成19年11月の景況
……中小企業団体情報連絡員より…… 

特記事項
                   
好 転 やや好転 変わらず やや悪化 悪 化
                   
業 種
(中分類)
業 種
(大分類)
売上高 在 庫
数 量
販 売
価 格
取 引
条 件
収 益
状 況
資 金
繰 り
設 備
操業度
雇 用
人 員
業界の
景 況
食  料  品 製造業
繊 維・同製品 製造業
木 材・木製品 製造業
紙・紙加工品 製造業
印     刷 製造業
化 学 製 品 製造業
窯業・土石製品 製造業
鉄 鋼 ・ 金 属 製造業
一 般 機 器 製造業
電 気 機 器 製造業
輸 送 用 機 器 製造業
そ   の  他 製造業
卸  売  業 非製造業
小  売  業 非製造業
商  店  街 非製造業
サ ー ビ ス 業 非製造業
建  設  業 非製造業
運  輸  業 非製造業
そ  の  他 非製造業
                     
                   
【特記事項】      
 (11月の景況から)      
       
集計上の
分類業種
具体的な業種 組合及び組合員の業況等
(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
食料品 製粉製麺 相変わらず何もかも値上げが続く。なのになぜ製品に転嫁できないのか不思議だ。それもユーザーが大きくなるほどバイング・パワーが大きくなり、値上げが通りにくくなる。結果として、収益状況は当然悪化する。しかし、小麦価格に限っていえば、まだ狂乱物価時代(1973年〜1974年)の水準までには高騰していない。だからもう少し余裕をもって、前向きに構えればいいのかもしれない。言うは易く行うは難しだ。
調理食品 出荷高は、前年同月比97.2%であった。
豆腐 仕入れ、経費ともに平均で15%アップ。収益は悪化、損益分岐点が高いため、経費のアップは直接ひびいてくる。
醤油 11月の組合員の業況は、生揚出荷量の増加(前年同月比113%)の傾向からすると、好況と言えるのではないかと推察される。ただ、原料である大豆、小麦、食塩及び燃料費である重油等の高騰が、先行き不透明の状況であり、収益面への不安材料となっている。本年12月、来年1月〜3月の原料及び燃料の価格上昇程度が、本年度決算に大きな悪影響を及ぼすのではないかと心配している。
繊維・同製品 手袋 昨年の売上が暖冬で悪く、在庫増になった流通市場は、今期の受注が10%強減少したため、納期は全般的に遅延せず良好であり、11月末より寒さが感じられ12月に期待している。
縫製 従来11月は仕事の量が少ないが、今年は若干多いようである。他県での外国人研修生受入のトラブルにより、できなくなった仕事が流れてきている傾向も見られる。
木材・木製品 製材 建築確認申請も徐々に回復しつつあるが、7月〜10月までの分程プラスになっておらず、まだまだ先行不透明感がある。
木材 前年同月期と対比すると、約4割減の住宅着工数。一般的景気の「緩やかな回復傾向」にはほど遠い冷え込みである。
印刷 印刷 印刷諸資材の値上がり、企業努力も限界、価格転嫁ままならず。
窯業・土石製品 生コン 原油の値上がりにより、今まで以上に運送、生産コストへの影響が懸念される。
鉄鋼・金属 鋳物 石油製品の高騰により、主材料及び副資材の値上がりによる収益の悪化が進行している。製品価格に転嫁できず困っている状況である。仕事量は十分にあり、注残も1〜2ヶ月持っている。
鍍金 原油値が12月より再度上がり、そのため運送効率を上げるため、燃料(工場)使用時間帯の制限等、各社工夫をしているところである。
一般機器 一般産業用機械・装置 高水準で推移しているものの、今後原油価格や原材料価格などの影響を受け、製造コストや運送に要する費用の上昇を取引対価に転嫁しにくい状況が見られる。特に運送業者においては、厳しい対応が迫られている。
その他製造業 団扇 原材料の値上がりにより製品単価を上げざるを得ないが、同業者の多くが売上が減少することを心配している。
砕石 原油高騰の影響を受けて、製造機器の部品代金等のメンテナンス費用増及び出荷低迷により企業の経営状況は悪化している。
漆器 原油価格の高騰や中国産輸入漆の値上げ等の影響により、収益はかなり悪化している。また、建築確認の遅延による新築着工数の減少は家具業界にも影響が出始め、ウレタン漆の家具調こたつ等の売上が伸び悩んでいる。
小売業 各種商品 空店舗対策で、県・市に補助金の申請をしており、交付決定されそうなので、来年度は、ほろ宵祭り20周年とあわせて忙しくなる予定である。
商店街 高松市 今月も非常に悪い。10月より落ち込んでいるようである。商店街の人もため息しかでない。値上げ、値上げで消費者のサイフの紐も固く、よい材料が見当たらない。何か商店街で出来ることを少しからでも見つけていかなければ、益々落ち込んでしまいそうである。
坂出市 本年8月に撤退した店舗の後が埋まらず、対前年割れが続いている。
サービス業 旅館 国体等があったが低単価化が影響し、増客したにもかかわらず売上は変わっていない。また、原油高による影響で、収益は低下傾向にある。
情報 個々の企業の役割分担が細分化され、専門化している。各々の専門によって規模にかかわらず棲み分けができている状況である。
運輸業 タクシー 平成19年11月26日に香川県香川地区(小豆郡及び香川郡直島町を除く)の運賃が、平成7年以来12年振りに改定され、12月3日から実施される。今回の運賃値上げの理由は、1.長引く景気の低迷により利用者が減少し、経営が悪化したこと。2.急激な燃料費の高騰(1年半で1リットル27円アップ)3.タクシー乗務員の年収が一般産業労働者と比較して、年間230万円も低いので乗務員の労働条件を改善する。である。
トラック 5ヶ月ぶりに対前年度売上が微増(2%)したが、燃料費の上昇で収益は減となった。
貨物 燃料(軽油)価格の高騰は大変厳しい。そのうちの軽油引取税32円10銭が大きい。その中の本則税は15円で、それ以外は暫定税率。その撤廃が望まれる。
       
     

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